「いつ買えばいいか分からない」——投資で誰もが悩むこの問題に、ひとつの答えを出すのがドルコスト平均法だ。仕組みと向き不向きを整理する。
一定額を、定期的に買い続ける
ドルコスト平均法は、毎月など決まったタイミングで、決まった金額ずつ買い続けるやり方だ。「100ドル分」と金額を固定して買う点がポイントになる。
金額を固定すると、株価が高いときは少ない株数しか買えず、安いときは多くの株数が買える。結果として、平均すると割高な時期に買いすぎるのを避けやすい。
高値づかみと「買いどき探し」から解放される
一括でまとめて買うと、その直後に下げたとき大きく傷つく。「今が買いどきか」を当て続けるのは、プロでも難しい。
ドルコスト平均法は、買うタイミングを分散することで、この「買いどき探し」の悩みそのものを消す。値動きに一喜一憂せず、淡々と続けられるのが、初心者に向く一番の理由だ。
向いている場面・向かない場面
万能ではない。
- 向く: 長期で右肩上がりが期待できる対象(S&P500連動など)を、時間をかけて積む
- 向きにくい: 長期で下げ続ける対象。安くなっても買い続ければ、損も平均してしまう
つまり「何を積むか」は依然として大事だ。積み方が良くても、対象が悪ければ報われない。
為替も自然に分散される
米国株では、買うたびに円をドルに替える。ドルコスト平均法で時期を分けると、為替(ドル円)のレートも自然に分散され、円高・円安のどちらかに偏って替えるリスクが薄まる。
まずは長く持てる対象を選び、淡々と積む。対象選びの考え方は米国株の選び方を参照してほしい。
本記事は一般的な解説であり、特定の商品の購入をすすめるものではない。