米国株を調べていると「グロース株」「バリュー株」という言葉によく出会う。どちらが良い悪いではなく、性格の違う2つのタイプだ。整理する。
グロース株 — 成長を買う
グロース株は、これから大きく伸びると期待される成長企業の株だ。人工知能やソフトウェアなど、売上が急に伸びている会社が多い。
特徴は、すでに将来の成長を株価に織り込んでいること。だから利益の割に株価が高く、期待どおり伸びれば大きく報われるが、成長が鈍ると失望売りで大きく下げる。値動きは荒くなりやすい。代表例として、人工知能で注目のNVIDIA (NVDA)のような銘柄が挙げられる。
バリュー株 — 割安を買う
バリュー株は、利益や資産に対して株価が割安に見える、成熟した企業の株だ。成長は穏やかでも、安定して稼ぎ、配当を出すことが多い。
派手な値上がりは期待しにくいが、株価が下がりにくく、配当でじりじり報われる。生活必需品のコカコーラ (KO)のような、景気に左右されにくい会社が多い。
局面で強弱が入れ替わる
おもしろいのは、相場の局面で主役が入れ替わること。金利が低く先行きに楽観的なときはグロース株が買われやすく、金利が上がったり不安が増すと、守りのバリュー株に資金が移りやすい。
実際、金利の見通しが変わるだけで、同じ日に「ハイテクが下げ、銀行や生活必需品が上がる」という動きが起きる。どちらか一方だけを持つと、不向きな局面でつらくなる。
両方を知っておく
自分がどちらの性格の株を持っているのかを知っておくと、値動きにあわてにくい。成長を狙うならAI銘柄、守りと配当なら米国高配当株のまとめが入口になる。各銘柄が「攻め」か「守り」かは、銘柄ページの性格読みから掴める。
本記事は一般的な解説であり、特定の銘柄の購入をすすめるものではない。