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PER・PBRとは — 株価が割高か割安かを見る基本の指標

株価が高いか安いかを判断する代表的な指標、PERとPBR。何を表す数字なのか、目安、そして「低ければお買い得」とは限らない理由を、初めての人にやさしく解説します。

株価そのものの数字(50ドルか500ドルか)だけでは、割高か割安かは分からない。それを測るのがPERやPBRといった指標だ。代表的な2つを整理する。

PER — 利益の何年分か

PER(株価収益率)は、株価が1株あたりの利益の何倍かを表す。「今の利益が続くとして、何年分で株価のもとが取れるか」のイメージだ。

  • PERが高い: 将来の成長への期待が大きく織り込まれている(成長株に多い)
  • PERが低い: 期待が控えめ、または割安に放置されている

人工知能で期待されるNVIDIA (NVDA)のような成長株はPERが高くなりやすく、成熟したコカコーラ (KO)のような会社は相対的に落ち着く。

PBR — 純資産の何倍か

PBR(株価純資産倍率)は、株価が1株あたりの純資産(会社の正味の財産)の何倍かを表す。1倍なら「株価=会社の純資産」とほぼ同じ、という見方だ。

1倍を大きく下回ると「資産より安く評価されている」状態だが、それは「市場がその資産から利益を生めないと見ている」サインのこともある。

「低ければお買い得」ではない

ここが大事な落とし穴だ。PERやPBRが低いと割安に見えるが、安いのには理由があることが多い。成長が止まった、業績が傾いている、といった懸念が株価を押し下げているなら、低い指標は「危険信号」かもしれない。

逆に、高いPERの成長株は、期待どおり伸びれば正当化されるが、成長が鈍ると一気に売られる。指標は「高い・低い」だけでなく「なぜその水準なのか」を考える材料だ。

同業と比べて使う

PERやPBRの目安は業種で大きく違う。成長業種と成熟業種を同じ物差しで比べても意味がない。同じ業種の中で比べるのが基本だ。

数字だけで割安・割高を決めず、その会社が「何で稼ぎ、これからどうなりそうか」と合わせて見たい。各銘柄の性格は銘柄ページで読める。成長株ならAI銘柄、割安・安定なら米国高配当株のまとめも参考になる。

本記事は一般的な解説であり、特定の銘柄の購入をすすめるものではない。

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