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Nasus Pharma注射器を突き刺す代わりに、粉を鼻から吸い込ませる。鼻の粘膜は血管が密に走っているため、液体の点鼻薬より粉のほうが鼻腔に広く行き渡り、速く高く吸収されるというのがこの会社の読みだ。
承認薬をまだ一つも持たないため、薬の売上はない。開発の主軸は、独自の粉末製剤を鼻の粘膜から吸収させてアドレナリンを届けるNS002で、注射のエピペンを比較対象に据えた試験を重ねている。
収入源がないまま費用だけが積み上がり、2025年末時点の累積損失は$18.5Mに達した。これまでの試験は12人規模で統計的な有意差を狙えるものではなく、大きな集団で同じ結果が出る保証もない。
自前の工場も研究所も持たない仮想的な組織のまま、限られた資金を臨床試験と承認取得だけに振り向けている。開発費は増資で賄うほかなく、配当を含む株主還元の余力はない。
エピペンに劣らない効き目と安全性を臨床試験で示せるかどうかが、この先すべての土台になる。2026年第2四半期に自己投与を確かめる第2相試験、第4四半期に承認申請前の第3相試験を予定しており、この日程が守れるかで収入化の時期がずれる。
この会社をどう読むか
Nasus Pharmaは、粉薬を鼻から吸い込むだけでアドレナリンを届ける技術を開発する、イスラエルの臨床段階のヘルスケア企業だ。注射がいらない点は便利に聞こえるが、実際にはまだどの薬も承認を得ていない。
開発の軸は、アナフィラキシーの発作時に使うNS002である。2026年末に予定する第3相試験までの資金は増資に頼る部分が大きく、試験の結果次第で会社の先行きが大きく揺れる段階にある。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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