QTEX
QTREX Quantum気管に管を入れる従来の人工呼吸に対し、患者を目覚めたまま処置できる点を掲げる。イスラエルのラアナナで開発と治験を回す小さな体で、その一点だけに全部を賭けている。
いまは製品の売上と呼べる収入がほとんどない。開発中の主力「INSPIRA ART」は、肺を通さず血液に直接酸素を送り二酸化炭素を取り除く仕組みで、鎮静も挿管もせずに重症患者を支えることを狙う。血液の状態を絶えず測る「HYLA」というセンサー技術も併せ持つ。
何十年も標準だった人工呼吸を医師に置き換えさせる証明のハードルは高い。年次報告は事業を続ける力に重大な疑義があると自ら記しており、治験が遅れれば資金が先に尽きる。開発はイスラエルの拠点一箇所に集中している。
資金の大半を治験と規制対応に注ぎ込み、足りない分は株式を増やして埋める。株主への分配は視野になく、承認という一つの関門だけを見ている。
治験で効果と安全を示し、当局の承認を得られるかどうかが行き先を決める。手元資金は乏しく、承認までの開発費は増資でまかなうしかない。
この会社をどう読むか
Clearx Medical、Insense Medical、Inspira Technologies、そして QTREX Quantum。2018年にイスラエルで生まれてから、この会社は四つの社名を渡り歩いてきた。ただし中身は最初から動いておらず、喉に管を入れずに重症患者の呼吸を助けるという一点を追い続けている。
主力の開発品は、肺を経由せず血液に直接酸素を送り込み、患者を目覚めたまま治療することを狙う機器で、まだ承認前だ。直近の年次報告に量子技術の話は一行も出てこない。株価を動かすのは治験の進み具合と手元資金であって、いまの社名ではない。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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