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sodate Daily ・ 2026.06.19

FRB据え置きで半導体が反発、AI向けメモリ高騰でサンディスク急騰

米連邦準備制度が金利を据え置き、売られていたハイテクと半導体に買いが戻った。人工知能向けのメモリ価格上昇観測でサンディスクやマイクロンが急騰した一方、受託ITのアクセンチュアは売上見通しの引き下げで急落した。

サンディスクの旧本社(米カリフォルニア州ミルピタス)
写真: LPS.1 · CC0 / Wikimedia Commons

木曜(6月18日)の米国株は反発した。米連邦準備制度(FRB)が政策金利を据え置き、金利の先行きへの不安がやわらいだことで、前日まで売られていたハイテクと半導体に買いが戻った。なお6月19日(金)はジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で米国市場は休場のため、本号は前日木曜のクローズを扱う。ナスダックは +1.91%(26,517)、S&P500 は +1.08%(7,500)と上げ、ダウは +0.14%(51,564)とほぼ横ばいだった。相場の不安を映すVIX(恐怖指数)は約11%低下し、16.40へ落ち着いた。

3つのポイント

  1. FRBの据え置きでハイテクに買い戻り:FRBが金利を据え置き、想定どおりの結果を市場は安心材料として受け止めた。金利がこれ以上は上がりにくいとの見方から、PER(株価収益率)の高いハイテク株に資金が戻り、ナスダックの上昇を主導した
  2. AI向けメモリの高騰観測で半導体が主役:人工知能のデータセンター向けにメモリの価格が大きく上昇しているとの観測が広がり、記憶装置メーカーが急騰した。サンディスクは +11.5%、マイクロン・テクノロジーは +8.7% と大きく上げ、半導体の中でもメモリに資金が集中した
  3. 受託ITには逆風:システム受託の大手アクセンチュアが売上の見通しを引き下げ、-18% と急落した。同じ受託ITのコグニザントも -10% と連れ安になり、企業のIT支出が鈍るのではという警戒が業界全体に広がった

補足

同じ「テクノロジー」でも、明暗がはっきり分かれた一日だった。人工知能の計算を支えるハードウェア(半導体やメモリ)には強い追い風が吹く一方、企業のIT投資を請け負って稼ぐ受託サービスは、顧客の支出が鈍るという逆風を受けた。AIブームの恩恵が「作る側」に偏り、それを「使わせる側・支える側」の一部にはまだ届いていない。その温度差が、株価の反応にそのまま表れた一日だった。

祝日明けの週明け、このAIテーマの明暗は「AIに大金を使う側」への売りへと形を変える(続きは6/23号)。