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sodate Daily ・ 2026.06.23

AI設備投資の懸念でハイテク売り、データセンターの「機材を売る側」は逆行高

人工知能への巨額投資が利益を圧迫するとの懸念から、アルファベットやパランティアなどAIに大金を投じる大型ハイテクが売られた。一方で、その投資の受け皿となる光通信・電源・メモリ・AIサーバーは逆行高となった。

スーパー・マイクロの拠点(Green Computing Park)
写真: SMCI · CC BY-SA 4.0 / Wikimedia Commons

月曜の米国株はまだら模様だった。ナスダックは -1.32%(26,167)と下げ、S&P500 は -0.37%(7,473)、一方でダウは +0.29%(51,713)と逆に上げた。10年債利回りは4.51%へ上がり、相場の不安を映すVIX(恐怖指数)も17.3へ上昇した。売りと買いがはっきり分かれた一日だった。

3つのポイント

  1. AI設備投資への懸念で大型ハイテクが下落:人工知能に投じる巨額の投資が、企業の利益をむしろ圧迫するのではないかとの懸念が広がった。アルファベットが約5%安、パランティアが -7%、オラクルも5%安と、AIに大金を使う側が売られ、ナスダックの下げを主導した
  2. 「機材を売る側」は逆行高:同じAIでも、その投資の受け皿となる側には買いが向かった。AIサーバーのスーパー・マイクロが15%超の急騰、データセンターの光通信や電源、メモリのコヒレントコーニングマイクロンも大きく上げた。AI投資の拡大は、機材メーカーにとっては逆に売上の増加を意味する
  3. 金利上昇でディフェンシブに資金:10年債利回りの上昇を受け、株価の高いハイテクから資金が抜け、景気に左右されにくいヘルスケアやエネルギーへ向かった。医薬のアッヴィが逆行高となり、ヘルスケアはこの日数少ない上昇セクターだった

補足

「AIブーム」とひとくくりにされがちだが、この日はその中で明暗が分かれた。AIに大金を使う側(プラットフォームの大型ハイテク)は、投資負担への懸念で売られた。一方、その投資で機材を売る側(AIサーバー・光通信・電源・メモリ)は、需要の裏付けとして買われた。同じテーマでもお金の流れのどちら側にいるかで、株価の反応は正反対になる――その典型が出た一日だった。