GLBS
Globus Maritime大船団を抱える大手とは逆に、少数の船を機動的に回して相場の波に合わせる小回りを取っている。会社の器そのものも、ジャージー島での設立からマーシャル諸島への籍替え、AIMからナスダックへの乗り換えと、何度も組み替えられてきた。
保有するばら積み船を、期間を決めて貸す契約と航海ごとの契約を組み合わせて荷主に提供し、運賃を受け取る。船の調達では、いったん売って裸傭船として借り戻す仕組みも使ってきた。新造船の一隻は日本の船主会社に売却したうえで借り戻している。
船の供給過剰や中国の資源需要の減速で運賃が崩れれば、収入は一気に細る。船の建造と借り換えのたびに多額の資金が要り、金利の負担も重い。2016年に1対4、2018年に1対10、2020年に1対100と株式併合を繰り返してきた事実が、その資金繰りの歴史を物語る。
創業者で最高経営責任者のアサナシオス・フェイダキス氏が、自身の支配する会社を通じて優先株を保有し議決権を握っている。船の保有と貸し出し、そして借入の管理が仕事の中身になる。
ばら積み船の運賃相場と、鉄鉱石や穀物の海上輸送量が収入をほぼ決めてしまう。船の数が少ないぶん、一隻の稼働率が全体の数字を動かす。
この会社をどう読むか
Orion Globe、Diamond Globe、Power Globe。Globus Maritimeの持ち船にはどれもGlobeの名がつく。船団が小さいぶん、一隻の稼働がそのまま業績に出る規模の会社だ。
2006年にジャージー島で設立され、ロンドンのAIMに上場し、2010年にマーシャル諸島へ籍を移してナスダックに移った。鉄鉱石や穀物を運んで運賃を得る商売自体は単純だが、船を買うたびに資金が要る。2016年から2020年にかけて三度の大幅な株式併合を経ているのは、その資金をどう工面してきたかの記録でもある。
財務データ
この銘柄は SEC の米ドル建て年次データが取得できないため、財務の数字を表示していません。 外国企業などで決算を米ドル以外の通貨で開示している場合、通貨を取り違えたまま 載せるより表示しない方が誠実だと考えています。原文は下の関連タブから SEC EDGAR で確認できます。
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