2024年7月にCodorus Valleyを$233.4Mで取り込み、ヨーク市場へ足場を伸ばした。商品の品揃えではなく、郡ごとの取引先との近さで全国区の銀行と勝負を分ける。
商業融資と商業用不動産、建設、住宅への貸出が中心で、$4.5Bの預金との利ざやが利益を作る。ここに資産運用と保険仲介の手数料が乗る。
商業用不動産の担保価値が下がったとき、地盤が狭いぶん影響の逃げ場がない。市場金利が急に振れると、保有債券の含み損と預金の調達費用が同時に動く。買った市場の取引先が離れれば、投じた資金の回収も遅れる。
行員教育を社内のOrrstown Universityに集約し、支店が増えても審査の目線が散らばらないようにしている。資本の使い道は、統合の仕上げと信用コストの管理が先に来る。
営業地盤はフランクリン、カンバーランド、ドーフィン、ランカスター、ヨークなどの郡とメリーランド州北部に限られる。この狭い範囲の企業と不動産の元気さが、そのまま貸出の伸びと質になる。
この会社をどう読むか
Orrstownが州法銀行として生まれたのは1919年。以来ペンシルベニア州南部の町と農村の商売に貸してきたが、2024年7月にCodorus Valleyを$233.4Mで取り込み、ヨークという新しい市場に入った。
店の数は増えても、地元の企業と不動産に貸して預金との差で稼ぐという中身は変わっていない。だから見るべきは規模の伸びより、買った市場の融資が同じ審査の目線で回っているかどうかになる。
バランスシート (要約)
資産 $5.5B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $592M(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$150M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $37M
- 売上成長率
- 36.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 217.7%
- ROE
- 13.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $75M
- フリーCF
- $70M
- 営業CFマージン
- 201.2%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $21M
- 配当性向
- 25.5%
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