KKR
KKR & Co
純粋な運用会社なら手数料だけを取るところ、傘下の保険会社が抱える長期の資金そのものを運用の原資にしている。集めた資金と自前の資金の両方が働く形になる。
年金基金や政府系ファンドから預かった資金を、未公開企業の買収や企業向け融資、不動産で運用し、運用手数料を受け取る。そこに成果が出たときの成功報酬(キャリード・インタレスト)と、傘下の保険会社が抱える長期資金の運用益が乗る。
ファンドの終盤で投資が振るわなければ、すでに受け取った成功報酬の一部を返す条項が働く。景気後退で未公開企業の評価が下がるほど、この巻き戻しの圧力は強まる。
配当を出しながら自社株の買い戻しも進める。運用会社としての手数料と、保険で預かる長期資金の双方を厚くする方向に資本を振り向けている。
預かった資金の運用成績と、投資先を売却できる市場環境の双方が必要になる。運用が振るわなければ手数料収入だけが残り、市場が閉じれば投資先を売って利益を確定できない。
この会社をどう読むか
KKR & Coの利益には、あとから巻き戻ることがある。ファンドの終盤で成績が振るわなければ受け取った成功報酬の一部を返す条項があり、2025年第4四半期にはアジア向けファンドで実際にその返還が生じた。
収益の土台は、年金基金や政府系ファンドから預かった資金を未公開株や企業向け融資、不動産で運用する手数料と成功報酬にある。借金を使った企業買収の草分けとして知られるが、いまは傘下の保険会社が抱える長期資金も運用の原資に組み込む総合運用会社に育っている。
バランスシート (要約)
資産 $410.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $30.9B(8%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$17.2B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $19.5B
- 売上成長率
- −11.0%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 12.2%
- ROE
- 7.7%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $478M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 2.5%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $650M
- 配当性向
- 27.4%
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