スペースXが3.86%安の$147.55で引けた。
時価総額はおよそ$2.0T。この日の超大型株では、最も大きい下げ幅である。
3.19億株が、この日から売れるようになった
この日、同社から悪い知らせが出たわけではない。
変わったのは株のほうである。上場のときに「しばらく売らない」と約束していた株のうち、最大3.19億株がこの日から売れるようになった。
売り手が増えれば、同じ買い注文でも値段は下がる。商売の中身が変わらなくても株価は動く、という日だった。
解禁は8月20日にもあり、この先も続く
同社のロックアップは一括で解けない。
上場時に出した株がまず市場に入り、そのあと約束の期間が過ぎた分が、決算の時期や日数の区切りに沿って段階的に放たれていく。8月20日にも、この日と同じ規模の解禁があった。
つまり「終わった話」ではなく、しばらく続く話になる。
浮動株が増えることは、悪いことばかりではない
売れる株が増えるのは、短い目で見れば重しである。
一方で、市場に出回る株が少ないうちは値段が振れやすい。買いたい人が買えるだけの株が出てくることは、長い目では値段を落ち着かせる。
指数に組み入れる側も、出回る株の量を見ている。
次に見るのは、SECへの届出に出る実際の売却
解禁は「売れるようになった」だけで、「売った」ではない。
答えは、大株主の持ち分の変化を示す届出に遅れて出てくる。創業者や初期の投資家が実際に手放したのか、それとも構えたままなのか。
そこが分かるまで、この株の需給は読みにくいままになる。
朝刊は9月10日号に。
