アップルが水曜、クパチーノの本社で秋の発表会を開いた。
出てきたのはiPhone 18 ProとPro Max、そして同社初の折りたたみiPhoneである。
株価は0.28%安の$315.34で引けた。市場全体が0.48%安だったので、ほぼ同じ動きだった。
折りたたみは、他社が7年前から売っている形
新しさで言えば、折りたたみの携帯電話そのものは新しくない。韓国や中国のメーカーは7年前から売っている。
アップルは最後に入る側である。この会社は昔からそうで、音楽プレーヤーもスマートフォンも腕時計も、先に市場を作った他社の後から入って作り直してきた。
だから見るべきは「出したかどうか」ではなく、「作り直せたかどうか」になる。
A20チップと自社製モデム。Pro系は中身が入れ替わった
iPhone 18 ProとPro Maxは、画面の大きさも全体の形も前の型を引き継いだ。
変わったのは中身である。A20チップを積み、電池の持ちは歴代で最も長いと説明された。カメラの絞りが変えられるようになり、通信のモデムも自社製に替わった。
派手な見出しは折りたたみが持っていったが、台数を稼ぐのはこちらの2機種になる。
原価の側に、メモリという重しがある
今年の発表会には、去年まで無かった事情が一つある。
同じ日、SKハイニックスは7.05%高、マイクロン・テクノロジーは2.75%高だった。メモリの値段が上がっている。
スマートフォンは1台ごとにメモリを積む。部品の値段が上がれば、売値を上げるか、利益を削るかのどちらかになる。証券会社1社は発表会の前に、この綱引きを意識させる場になると指摘していた。
SKHYSK hynix Inc.▲7.05%MUMicron Technology▲2.75%
AAPLApple▼0.28%
次に見るのは、値段と初回の数量
答えは発表会では出ない。
見るべきは折りたたみの売値と、年末までに何台作れるかである。事前の見立ては$2,000前後だったが、部材の歩留まりが悪ければ数が出ない。
10〜12月期は、この会社にとって1年で最も売れる四半期だ。折りたたみがそこに間に合うかどうかで、次の決算の姿が変わる。
朝刊は9月10日号に。



