コムキャストが6.61%安の$24.59で引けた。
同じ商売をしているチャーター・コミュニケーションズは8.13%安、T-モバイルUSも2.39%安である。
CHTRCharter Communications▼8.13%
CMCSAComcast▼6.61%
TMUST-Mobile US▼2.39%
CFOが使った言葉は「不合理」だった
きっかけは、投資家向けの場でのコムキャストのCFO、ジェイソン・アームストロングの発言である。
光ファイバー回線の値付けは「不合理」になった、と述べた。そのうえで、第3四半期の回線契約の減り方についても改善は見込めないとした。
会社の口から「値段の競争が理屈に合っていない」と出るのは、普通のことではない。
月$30でギガビットを出す相手がいる
背景にあるのは、相手側の値段である。
ギガビットの速度を月$30から$40で出す事業者がいる。従来のケーブル会社の料金は、その水準を前提に作られていない。
証券会社1社は、この四半期の契約の減少を125,000件と見積もっている。市場の平均より大きい数字である。
値上げで売上を守る道が、先に塞がった
この商売は長いあいだ、契約数が減っても1件あたりの単価を上げることで売上を保ってきた。
コムキャストの4〜6月期の国内ブロードバンド収入は$6.28Bで、前年から5.5%減った。値段のやり方を変えたことが、そのまま数字に出ている。
チャーターのインターネット収入も3.2%減の$5.78Bである。契約の減り方は前年の同じ時期より速くなった。
つまり、減った契約を値上げで埋める道が両社とも塞がりつつある。
次に見るのは、10月の決算の契約数
値段の競争がいつまで続くかは、誰にも分からない。
見るべきは、10月に出る7〜9月期の決算の回線契約数である。CFOが言うとおり改善しないのか、それとも下げ止まるのか。
そこが、この業界を「安定した公共サービス」と見るか「値下げ競争に入った商売」と見るかの分かれ目になる。
朝刊は9月10日号に。
