週明けの月曜、米国株はハイテクを先頭に大きく上昇した。ナスダックは +2.07%(25,820)と急伸、S&P500 は +1.18%(7,440)、ダウは +0.59%(52,183)で、史上初めて52,000ドルの大台に乗せた。
3つのポイント
- 心配が二つ和らいだ:最高裁が、FRB(米国の中央銀行)理事を解任しようとする動きを認めない判断を示し、金融政策が政治に振り回される不安が後退した。米イランも当面は矛を収める方向で、二つの重しが軽くなったことが買い安心感につながった
- ダウが大台、アルファベットが新規採用:この日からダウ平均に加わったアルファベットが初日に約5%上げ、指数を史上初の52,000ドル超えへ押し上げた。宇宙関連も活況で、ロケット・ラボが衛星通信のイリジウムを買収すると伝わった
- メモリは急反発、コーニングは最高値:先週末に急落したウエスタン・デジタルが +11%、アプライド・マテリアルズが +11% と戻した。コーニングはアマゾンとの光ファイバー供給提携で +16% と上場来高値。テスラなど大型ハイテクもそろって高い
補足
先週末は「メモリの急騰の反動」で半導体が急落した日だった。それがわずか1営業日で +11% も戻したように、いまの相場はニュースひとつで大きく振れる。ただし今回の上げは、半導体だけでなく、ダウの大台超え・宇宙関連・AIインフラ(コーニングのアマゾン提携)と、買われた理由が幅広いのが特徴だ。一方で、医薬や石油などのディフェンシブは小幅安——資金がリスクを取りに行った日は、安全とされる銘柄が逆に手放されやすい。どの銘柄が「攻め」で「守り」なのかを知っておくと、こういう日の濃淡も読みやすくなる。
