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sodate Daily ・ 2026.07.09

停戦「終わった」発言で原油急伸、ダウ577ドル安——主役はアリババの11%高

中東の緊張再燃で原油が2日連続の急伸となり、金利上昇を嫌気してダウは577ドル安。燃料費を直撃される航空関連が売られた。一方ナスダックは半導体の買い戻しで底堅く、アリババは決算前の説明でクラウド45%成長が示され10か月ぶりの上げ幅を記録した。

アリババ本社キャンパス(中国・杭州)
Danielinblue · CC BY-SA 4.0

水曜の米国株は、中東と原油に振らされる一日だった。ダウは -1.09%(52,348)と577ドル安、S&P500 は -0.28%(7,483)。一方ナスダックは +0.20%(25,871)と底堅く、指数の明暗が分かれた。

3つのポイント

  1. 停戦「終わった」で原油が2日連続の急伸:米大統領がイランとの停戦は「終わった」と発言し、原油は +6% と急伸(2日で13%超)。物価の再上振れ懸念から長期金利は 4.57% へ上昇し、ダウの重しになった。燃料費が直撃する航空関連——エンジンのGERTX——が -3% と売られ、アメリカン・エキスプレスなど消費関連にも警戒が波及した
  2. 半導体は買い戻しで底堅い:前日急落した半導体に買い戻しが入り、サンディスクが +7%、ブロードコムが +5%、エヌビディアも +3.7%。ナスダックだけがプラスを保った
  3. 主役はアリババの+11%アリババが決算前の説明でクラウド部門の45%成長と、即配事業の赤字縮小を示し、米司法省との和解決着も重なって10か月ぶりの上げ幅を記録した。割安な中国ハイテクへ資金が戻る流れも追い風になっている

補足

「AIの綱引き」に、この日は中東と原油という別の綱が加わった。原油高は物価と金利を押し上げ、ダウの伝統的な大型株やディフェンシブに効く一方、AIを支える半導体は独自の呼吸で反発する——同じ日に下げた指数と上げた指数が並ぶのはそのためだ。そしてアリババの急伸は、「AIとクラウドの成長」というテーマが米国株だけの専売ではないことを思い出させる。原油・金利・AI、三つの綱の張り具合を分けて見ると、この相場は読みやすくなる。

出典: Yahoo Finance(7/8・市況) / Bloomberg(7/8・アリババ) / TheStreet(7/8)