HGTY
Hagerty趣味で所有するクラシックカーや愛好家の車という、走行が少なく損害の少ない特殊な分野に特化し、世界最大級の地位を持つ点が最大の強み。熱心な愛好家の会員制のクラブは継続率が極めて高く、車の長い保有とともに安定した収入を生む。普通の自動車保険とは異なる、趣味の旧車に特化した保険と会員制の立ち位置にいる。
趣味で所有するクラシックカーや愛好家の車に特化した保険を引き受けるのが事業の柱。普段使いの車とは異なり、走行が少なく大切に保管される車ゆえ、損害が少なく採算がよい。保険の引き受けの一部は提携先の大手の保険会社に移すが、自前で引き受ける範囲も広げる。これに加え、愛好家向けの会員制のクラブや、クラシックカーの競売や売買の場も運営する。保険と会員制、売買の手数料で稼ぐ構造になっている。
趣味の車という、必需ではない分野ゆえ、景気の悪化や世代の交代でクラシックカーの市場が縮めば需要が細る弱点を抱える。普通の保険会社が、この分野に踏み込んで競争を強める恐れもある。提携先との引き受けの取り決めが変われば、収益の構造が揺らぐ。自前の引き受けを広げる過程で、損害の見込みを誤れば採算が崩れる。競売の事業の不振も逆風になる。
配当を出さず、現金を自前の引き受けの拡大と、競売や売買の場の成長に充てる経営。創業者の家族が長く率いる。提携先に頼る引き受けから、自前で引き受ける範囲を広げて採算を高めることを重んじる。継続率の高い会員制のクラブという強みを生かし、保険と会員制、売買を束ねて成長を狙う方針が特徴になっている。
クラシックカー市場と、会員の継続、自前引き受けの拡大に依存する。趣味のクラシックカーの市場と愛好家の需要が保たれるか、会員のクラブの継続率の高さを保てるか、提携先に頼る引き受けから自前の引き受けへ広げて採算を高められるか、そして競売や売買の場を育てられるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $2.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $221M(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$160M
- 長期借入金$178M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $1.5B
- 売上成長率
- 17.3%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- —
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $219M
- フリーCF
- $194M
- 営業CFマージン
- 15.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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