第3四半期に入った水曜、米国株はまちまちだった。ナスダックは -0.66%(26,040)と下げ、S&P500 は -0.22%(7,483)、ダウは -0.03%(52,305)でほぼ横ばい。前の2日間で戻していた半導体が、この日は一転して急落した。
3つのポイント
- 半導体が急落:サンディスクが -11%、マイクロンが -11%、アプライド・マテリアルズやラムリサーチも -10% 前後まで下げた。2日続いた反発の巻き戻しに加え、後述のメタの動きが「AIインフラ競争」への警戒を呼んだ
- メタがAIクラウドで急伸:メタが +9% と上昇した。AI向けに抱えた余剰の計算能力を外部に貸す「クラウド事業」への参入が伝わり、アマゾンやマイクロソフトのクラウドに挑む展開が意識された。メタ1社で、他のハイテクの下げを打ち消す下支え役になった
- 金利上昇で金融は堅調:長期金利が 4.47% へ上昇し、銀行の利ざや改善が期待された。ウェルズ・ファーゴなど金融が買われ、指数の下値を支えた
補足
同じ「AIインフラ」というテーマが、この日は立場によって正反対に働いた。計算能力を外部に貸して稼ごうとするメタは買われ、その計算基盤を支える半導体を作る側は、競争激化への警戒から売られた。数日前は「AIメモリ超需要」で急騰していた同じ銘柄が、今度は「競争が厳しくなるかも」で急落する——勢いで買われた株ほど、見方が変わったときの振れ幅が大きい。どの会社がAIの「どの層」で稼いでいるのかを知っておくと、こうした明暗を読み解きやすい。
