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米国終値8/28
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Dow Jones53,559.99-0.02%
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sodate Daily ・ 2026.08.214分で読める ・ sodate 編集部

ウォルマート9.15%安。決算は予想超えなのに10四半期で最悪の反応

木曜の米国株はS&P 500が0.87%安。長期金利の上昇と原油高が重しになった。ウォルマートは利益も売上も予想を上回り、通年の見通しまで引き上げたのに9.15%安である。市場が見ていたのは、その先の四半期だった。一方でビットコインが11%高となり、暗号資産を扱う会社は軒並み買われている。

ウォルマートの店舗。決算は予想を上回ったが、既存店の伸びが届かず9.15%安となった
Walmart Corporate · CC BY 2.0

木曜の米国株は下げた。S&P 500は0.87%安の7,641.16、ナスダックは1.00%安の26,067.17である。

長期金利が上がり、原油も上がった。借入の費用と燃料の費用が同時に増える日は、株にとって重い。

そこへ、小売の代表格の決算が重なった。

ウォルマートが9.15%安。ただし決算そのものは良かった

ウォルマートは9.15%安の$103.84で引けた。

数字だけ見ると、悪い決算ではない。1株利益は$0.81で予想の$0.74を上回った。売上高も$187.9Bで、予想の$186.75Bを超えている。

通年の見通しも引き上げた。1株利益の中央値を$2.80から$2.835へ、売上の伸びを3.5〜4.5%から4.0〜5.0%へ、どちらも上方修正である。

上回って、引き上げて、9%安い。ここ10四半期で最も悪い決算日の反応となった。決算日に下げるのは、これで4四半期続けてである。

既存店は2.6%増、市場は3.5%増を見ていた

引っかかったのは二つある。

ひとつは米国の既存店売上高だ。2.6%増だったが、市場は3.5%増を見ていた。既存店の数字は、新しい店を出した分を除いて「同じ店がどれだけ売れたか」を見る指標である。会社の体力がそのまま出る。

もうひとつは次の四半期の見通しだった。利益がほぼ横ばいになる。通年を引き上げながら、目先は伸びないと言ったことになる。

値下げで客を取りに行くと言った

会社側は、価格を下げて市場シェアを取りに行くと説明している。

客足を保つ手としては正攻法だ。ただし利幅は削れる。売上は増えるが利益は増えにくい、という形になりやすい。

決算の中身にも、その気配はあった。営業利益の増加分のうち、およそ43%は関税の還付によるものである。本業の伸びとは別の要因が、利益を押し上げていたことになる。

同じ日に、ビットコインは11%高

相場が重いなかで、逆を向いた場所がある。

ビットコインが11%近く上がり、$71,600台をつけた。5月31日以来の高値で、1日の上げ幅としては3月以来の大きさである。

暗号資産を持つ会社、扱う会社が揃って買われた。ストラテジーが7.81%高の$112.39、コインベースが7.58%高の$172.35、サークルが6.45%高の$83.66である。

急な上げは、下がる方に賭けていた建玉を強制的に決済させる。この日の清算はおよそ$3.3Bで、2026年に入って最大となった。

モデルナは23.55%安、前日の3倍高を返した

セクターで最も下げたのはヘルスケアで1.89%安だった。

主因はモデルナである。23.55%安の$133.32で引けた。前日にがんワクチンの試験成功で176.97%高となった、その翌日の動きだ。

一日で3倍になった株が、翌日に4分の1近く戻す。ニュースそのものが消えたわけではないが、値段の付き方が一度に決まらなかったということである。

エネルギーだけが0.31%高とプラスを保った。原油高がそのまま効いている。