指数が横ばいの月曜、製薬のバイオマリンが7.95%高と大型株の上位に入った。材料は一つではない。決算と治験、二つの前進が同じ週に重なった。
決算は8/6発表の4〜6月期。売上$990Mは前年比20%増で、通期の売上見通しも引き上げた。希少疾患薬を柱にした事業の伸びが数字で確認された形だ。
もう一つが主力薬ボックスゾゴの治験結果だ。すでに承認されている軟骨無形成症に続き、同じく低身長につながる軟骨低形成症への適応拡大を狙う後期治験で、主要評価項目を達成した。薬を投与された子どもは、偽薬の群より年間の成長速度が統計的に有意に高かった。使える患者の範囲が広がれば、主力薬の寿命はそのまま伸びる。
「静かな週明けの買い」の意味
決算は先週、治験結果も先週。それでも週明けに買いが続いたのは、証券会社の評価が週末をまたいで追いついてきたからだ。Canaccord Genuityは目標株価を$114へ引き上げ、他社の引き上げも続く。
AIの資金循環に警戒が向かった月曜、薬の需要は景気ともAIとも関係なく決まる。指数が重い日にヘルスケアへ資金が向かう構図は、先週のリリーの決算の日と同じで、置き場所としての製薬という買われ方が続いている。
