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sodate Stories ・ 2026.09.02

GoPro40.41%高。YouTuberが8.5%を買った日に身売り

YouTubeのマーク・フィシュバック氏(Markiplier)が、SECへの届出でGoPro株の8.5%を保有すると開示した。個人としては最大の株主になる。空売りの比率が高かったため買い戻しが重なり、株価は40.41%高で終えた。同じ日にGoProは非上場のスターマン・オプティカルと$285Mの合併で最終合意したとも発表している。

GPRO40.41%3分で読める ・ sodate 編集部

株主名簿の上位に、動画配信者の名前が載った。

YouTubeで活動するマーク・フィシュバック氏が、SECにスケジュール13Gを提出し、GoPro株の8.5%を保有すると開示した。Markiplier の名で知られる人物である。個人としては同社で最大の株主になる。

株価はこの日40.41%高の$1.23で終えた。

GPROGoPro$1.2340.41%
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $0.57$1.23
GoProの1か月。個人株主の開示と身売りの発表が重なり40.41%高となった

13Gは「経営に口を出さない」届出である

まず種類を押さえておきたい。スケジュール13Gは、発行済み株式の5%超を持つ人が出す届出のうち、経営権の取得を目的としないものに使う。

会社と争う意思があれば13Dになる。フィシュバック氏は割安と見て買い集めたと説明し、会社の立て直しを手伝いたいと述べている。

株主として大きいことと、経営を動かせることは別だ。ただ、名前の知られた人物が買ったという事実が、この会社では材料になった。

空売りが16.5%あった

上げ幅がここまで膨らんだ理由は、需給にある。

GoProは発行済み株式に対する空売りの比率が約16.5%あった。株価が上がると、売っていた側は買い戻さないと損失が膨らむ。買い戻しが買いを呼ぶ形になり、値動きが加速した。

材料そのものより、材料が来たときの反応の大きさを決めたのはこの比率である。

同じ日に$285Mの身売りが決まった

さらに同じ日、GoProは非上場のスターマン・オプティカルと最終合意したと発表した。$285Mの資本再編を伴う合併である。

既存株主は1株あたり$1.14の現金を受け取り、統合後の会社の約1割を持ち続ける。

GoProの株価は$1を割りかけていた。米国の取引所には最低株価の基準があり、$1割れが続くと上場を維持できなくなる。現金の受け取りが決まったことで、その線から離れた形になった。

見ておくべきは、話題と事業の距離

翌9月2日には新製品の映像用カメラが世界の店頭に並ぶ予定でもあった。材料が重なった1日である。

ただ、8.5%の株主が有名人であることと、カメラが売れることは別の話だ。合併の条件も、株主が受け取る現金は1株$1.14で、この日の終値$1.23を下回っている。

値動きの大きさに対して、事業がどれだけ変わるのかはこれからの話である。

この日の市場全体の動きは朝刊にまとめている。

sodate Daily ・ 2026.09.02この日の朝刊を読む

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