金曜の10時、ミシガン大学が9月の消費者心理指数の速報値を発表した。
47.8で、8月の51.7から3.9ポイント下げた。2か月続けての低下で、予想の51.0も下回っている。
1年先の物価予想は4.0%から4.6%に
いちばん動いたのは、先の物価の見方である。
1年先に物価がどれだけ上がるかという予想は4.6%で、8月の4.0%から上がった。5〜10年先の予想も、3.3%から3.4%に上がっている。
先行きの見方を示す期待指数は45.8で、1か月で5.7ポイント下げた。
ガソリンは$4.28。8月だけで3.9%上がった
調査を率いるジョアン・シュー氏は、燃料の値上がりと貿易摩擦を挙げた。消費者は、家計への圧力がこれから強まると見ているという。
同じ朝に出た8月の消費者物価では、ガソリンが1か月で3.9%上がった。全体の上げ幅の3分の1超にあたる。
全国平均の値段は1ガロン$4.28である。軽油は、初めて1ガロン$6を超えた。
原油はこの日2%ほど下げたが、週間では大きく上げている。家計に届く値段が下がるのは、その後になる。
イランとの戦闘前の2月より16%低い
心理の水準は、イランとの戦闘が始まる前の2月より16%低い。1年前と比べても13%低い。
それでも、米国の人々の支出は去年と同じくらいの水準を保っている。気持ちは冷えても、財布はまだ閉じていない。
次に見るのは、物価予想が利上げの理由になるかどうか
中央銀行が気にするのは、人々が値上がりを当たり前と考え始めることだ。1年先の予想が4.6%まで上がったことは、来週16日の会合で利上げを主張する側の材料になる。
市場はこの日、その会合で利上げがある確率を約9割と見ていた。
朝刊は9月12日号に。
