中古車のネットオークションを運営するACVオークションズが金曜、44.18%高の$10.41で引けた。
事故車のオークション大手コパートが、ACVを1株$10.50の現金で買い取ると発表した。株式の価値は総額で約$1.9Bになる。
直近1か月の終値 (日足)。緑=前日より上げた日、赤=下げた日30日 $6.70 〜 $10.41
ACVオークションズの1か月。買収の発表で44.18%高となった
上乗せは約45%。基準は報道が出る前の株価
買値は、買収の報道が出る前の最後の取引日である8月10日の株価に対して、約45%の上乗せになる。9月9日までの30日間の平均に対しては、約41%の上乗せである。
コパートはまず株式の公開買い付けを行う。過半数が応じれば、残りの株も同じ$10.50の現金に替える。独占禁止法の審査を経て、年内の完了を目指す。
株価は買値の9セント手前で止まった
金曜の終値$10.41は、買値を9セント下回っている。
この差は、取引が完了するまで待つ時間と、万一話が流れる可能性に対して払われる値段である。買い付けが順調に進むほど、差は縮まっていく。
コパートが欲しいのは、販売店どうしの売買
コパートは、事故車や保険会社から出る車の競売を主力にしてきた。ACVは、販売店どうしが中古車を売り買いするネット上の市場を運営している。
コパートは、これで販売店向けの卸売りに手を広げると説明している。支払いは手元の現金でまかない、借り入れを条件にしていない。
買収発表の日の2社前日比・9/11
ACVAACV Auctions▲44.18%CPRTCopart▼2.60%
買う側のコパートの株価は、2.60%安だった。
次に見るのは、公開買い付けの進み具合
次に見るのは、公開買い付けにどれだけの株が応じるかと、独占禁止法の審査の行方である。
朝刊は9月12日号に。
