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ガイド・解説

配当再投資とは — もらった配当を、また投資に回す考え方

受け取った配当を使わずに、同じ株や投資信託の買い増しに回すのが「配当再投資」です。なぜ長期でじわじわ効いてくるのか、自動でやるDRIPとは何か、税金はどうなるのかを、初めての人にやさしく整理します。

公開 2026年7月1日・sodate 編集部

土から芽を出したばかりの新芽
Ksheera Piraati · CC BY 4.0

株を持っていると、企業から配当(利益の分け前)が支払われることがある。その配当を使ってしまわずに、また同じ投資に回すのが「配当再投資」だ。地味だが、長い時間をかけると大きな差を生む考え方として知られている。

雪だるまのように増えていく

配当再投資の要は、「配当で買い増した株が、次はまた配当を生む」という循環にある。もらった配当で株を増やす → 増えた株がさらに配当を生む → その配当でまた買い増す。これを何年も続けると、増え方がだんだん加速していく。雪だるまが転がるほど大きくなるのに似ていて、複利の効果と呼ばれる。

配当を毎回受け取って使ってしまうと、この循環は生まれない。長期でお金を育てたい人にとって、再投資は相性のよいやり方だ。

自動でやってくれる「DRIP」

もらった配当で自動的に同じ銘柄を買い増してくれる仕組みを、DRIP(ディー・アール・アイ・ピー)と呼ぶ。手動で買い直す手間が省け、配当が出るたびにコツコツ再投資が進む。証券会社によって対応の有無や条件が違うので、使いたい場合は自分の口座で対応しているかを確認するとよい。

税金には注意

ひとつ知っておきたいのが、税金だ。配当を再投資に回した場合でも、受け取った時点で配当は課税の対象になる。「使わずにすぐ再投資したから非課税」ということにはならない。米国株の場合はさらに、米国と日本の二重課税の調整も関わってくる。ここは米国株の税金の記事もあわせて読むと整理しやすい。

なお、NISA口座の中で持っている株なら、配当も非課税で受け取れるため、再投資との相性が特によい。

補足

配当再投資は、派手さはないが、時間を味方につける王道の一つだ。連続増配で知られるコカ・コーラのような安定した配当企業と組み合わせると、「増える配当を、さらに再投資する」流れが作りやすい。急いで結果を求めるより、静かに雪だるまを転がす——そんな付き合い方に向いている。

そもそも配当がいつ・どんな仕組みで支払われるのかは、米国株の配当はいつもらえる?で整理している。

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