本文へ移動
ガイド・解説の一覧に戻る
ガイド・解説

新NISAつみたて投資枠と成長投資枠の違い【2026年9月最新】米国株はどちらで買う?

新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあります。年間いくらまで使えるのか、何が買えるのか、米国株や米国ETFはどちらで買えるのか。2つの枠の違いと使い分け、そして2026年度の税制改正で決まったこれからの変更点を、初めての人にやさしく整理します。

公開 2026年7月1日 ・最終更新 2026年9月2日・sodate 編集部

千円札(日本円)
Fer1997 · パブリックドメイン

新NISA(2024年に始まった新しいNISA)には、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠がある。名前が似ていて紛らわしいが、使える金額と買えるものが違う。米国株を始めるうえで大事なところなので、順に整理する。

年間いくらまで使えるか

  • つみたて投資枠:年間120万円まで
  • 成長投資枠:年間240万円まで

この2つは併用できる。両方フルに使えば、年間で合わせて360万円まで投資できる。

さらに、一生のうちに非課税で持てる金額(生涯投資枠)は合計1,800万円まで。ただし、そのうち成長投資枠として使えるのは最大1,200万円までという上限がある。

NISAの2つの枠の大きさを示す図。年間はつみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円で合計360万円。生涯は合計1,800万円で、うち成長投資枠として使えるのは最大1,200万円
NISAの2つの枠の大きさを示す図。年間はつみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円で合計360万円。生涯は合計1,800万円で、うち成長投資枠として使えるのは最大1,200万円

なお、その年に使わなかった枠を翌年に繰り越すことはできない。一方で、保有していた商品を売ると、その分の枠が翌年また使えるようになる(枠の再利用)。

何が買えるか

  • つみたて投資枠:長期の積み立てに向くと国が認めた、一定の投資信託などに限られる。数は絞られているが、その分「大きく外しにくい」ものが並ぶ
  • 成長投資枠:投資信託に加えて、個別株やETFなど幅広い商品が買える。対象はぐっと広い

米国株・米国ETFはどちらで買う?

ここが実務上いちばんの分かれ目だ。アップルやコカ・コーラのような米国の個別株、あるいは米国ETFを買いたい場合は、原則として成長投資枠を使う。つみたて投資枠は対象商品が投資信託中心で、個別株は買えないからだ。

ざっくりした使い分けはこうなる。「S&P500に連動する投資信託をコツコツ積み立てたい」ならつみたて投資枠。「米国の個別株やETFも自分で選びたい」なら成長投資枠だ。

これから変わること

枠の金額そのものは、2026年9月時点で変わっていない。ただ、2026年度の税制改正で先の変更が2つ決まっている。

ひとつは、つみたて投資枠の年齢制限をなくすこと。0〜17歳にも年60万円・総額600万円の枠が設けられる。開始は2027年1月が予定されており、18歳になれば手続きなしで大人の枠に移る形になる。

もうひとつは、つみたて投資枠で買えるものが広がること。これまで「主に株式に投資するもの」に限られていた条件が「主に株式または公社債に投資するもの」に変わり、債券を多く含む投資信託も対象に入る。

いずれも枠の金額を増やす話ではないので、いま米国株を買う手順は変わらない。

補足

2つの枠は、どちらかを選ばなければならないものではなく、役割の違う2本のレーンだ。土台を投資信託の積み立て(つみたて投資枠)で作りつつ、気になる米国株を成長投資枠で買い足す、といった組み合わせもできる。

まずは「個別株は成長投資枠」とだけ覚えておけば、口座で迷いにくくなる。制度の基本はNISAで米国株は買える?もあわせてどうぞ。

制度の細部は改正されることがある。最新の内容は、金融庁や利用する証券会社の公式情報で確認してほしい。

よくある質問

米国の個別株はどちらの枠で買えますか?
成長投資枠です。つみたて投資枠は対象が長期積立向けの投資信託に限られるため、個別株は買えません。
2つの枠は併用できますか?
併用できます。つみたて投資枠で投資信託を積み立てながら、成長投資枠で個別株やETFを買う、という組み合わせが可能です。
枠の上限はいくらですか?
2026年9月時点で、年間の上限はつみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円で、合わせて年360万円です。一生のうちに非課税で持てる金額は合計1,800万円で、そのうち成長投資枠として使えるのは最大1,200万円までです。
2026年に制度は変わりましたか?
年間360万円・生涯1,800万円という枠そのものは変わっていません。2026年度の税制改正では、つみたて投資枠の年齢制限をなくして0〜17歳にも年60万円・総額600万円の枠を設ける案と、つみたて投資枠の対象商品を債券を含むものへ広げる案が決まりました。子ども向けの枠の開始は2027年1月が予定されています。
関連銘柄

この記事の会社の裏にいる会社

開示に書かれた仕入れ先・委託先の記録です。編集部の推論で、事実の報告ではありません。

関連テーマ
AI銘柄(人工知能関連)の主要銘柄一覧

人工知能の普及で伸びる米国株を、性格と稼ぎ方からやさしく読み解く。半導体から、計算基盤、ソフトまでの主要銘柄をまとめて比べられる。