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sodate Daily ・ 2026.07.185分で読める ・ sodate 編集部

悪くない決算が、7%売られた ── 原油高と半導体売りも重なった金曜の米国株

金曜の米国株は3日続きの重い地合いで、ナスダックが1.4%下げた。ネットフリックスの決算が期待に届かず7%超安、中東緊張による原油高、そして深まる半導体売りが同時に相場を押した。稼ぐ力を見せた保険のトラベラーズや石油大手には、逆に資金が向かった。

ネットフリックスの本社(米カリフォルニア州ロスガトス、101オルブライト・ウェイ)
Coolcaesar · CC BY-SA 4.0

金曜の米国株は続落した。ナスダック -1.40%、S&P 500 -1.01%、ダウ -0.77%。値がさのハイテクほど重かった。

この日の主役はネットフリックスだった。四半期決算は利益こそ小幅に予想を上回ったが、売上高が予想に届かなかった。続く期の見通しも慎重で、高すぎた期待の反動から株価は7%超下げた。

相場を押し下げた理由は一つではない。ネットフリックスの失望に、中東緊張による原油高と、二日目に深まった半導体売りが重なった。

3つのポイント

  1. 半導体売りが二日目に深まった:前日のTSMCの投資増額に続き、この日はチップ売りがさらに強まった。製造装置のアプライド・マテリアルズは5%超下げ、ナスダックが主要指数で最も沈んだ。

  2. AIが設計ソフト抜きでチップを作った:中国のAI「Kimi K3」が、専用の設計ソフトを一切使わずにチップ設計を48時間で自動でやり遂げたと伝わった。牙城を脅かされたケイデンスは9%超、シノプシスも8%近く急落した。

  3. 原油高でエネルギーと保険に資金が向かった:中東情勢の緊迫で原油がバレル80ドル超へ上がり、シェブロンが逆行高となった。災害保険金が減ったトラベラーズは決算が予想を大きく上回り、9%超高でこの日の大型株の主役になった。

補足

決算が明暗を分けた。手術支援ロボットのインテュイティブ・サージカルは、売上高が予想を上回ったのに14%急落した。米国での手術件数の伸びが鈍り、経営陣が需要の減速を認めたためだ。アルミのアルコアも、決算未達と減産見通しで6%超下げた。

決算以外の材料も動いた。コカ・コーラは傘下の乳業がサイバー攻撃を受け、米国の生産を止めて4%近く安。破産観測を明確に否定した新興EVのルーシッドは14%近く急反発した。なおAIによるチップ設計は旧世代の工程での実演で、最先端では設計ソフト大手の優位はなお厚いとの見方もある。

深掘り

この日の重要テーマは、個別の記事に切り出した。