FDXF
FedEx Freight
一台を貸し切って運ぶ輸送とは違い、複数の荷主の荷物を集めて積み合わせる仕組みに特化した拠点網とトラック隊を、北米で最大級の規模で持つ。宅配便の巨大なネットワークから分離されたことで、積み合わせ輸送そのものの採算に経営の焦点を絞れるようになった。
一台のトラックに複数の荷主の荷物をまとめて積む積み合わせ輸送を、北米各地の集配拠点網とトラック隊で担う。荷物の重さと運ぶ距離に応じた運賃が収入で、FedExの宅配事業から切り離された後も、積み合わせ輸送では北米最大級の規模を保っている。
景気が冷えて荷動きが鈍れば、運賃も荷量も同時に落ち込む。拠点とトラックという固定費の重い設備を抱えるため、荷物が減っても費用はすぐには縮まない。FedExから切り離されたばかりで、独り立ちした経営の実績はこれから積み上がる段階にある。
配当はまだ出さず、独立した会社としての基盤づくりに稼ぎを充てている。拠点とトラックの運用効率を高め、運賃の水準を保つことに経営資源を割いている。
荷主が北米でどれだけ物を動かすか、そこに見合う運賃を取れるかの二つで、成績はほぼ説明がつく。拠点とトラックをどれだけ効率よく回せるかも、利益率を左右する。
この会社をどう読むか
FedEx Freightという名前からも分かる通り、この会社はもともと宅配大手FedExの一事業だった。複数の荷主の荷物を一台のトラックにまとめて積む積み合わせ輸送を専業とし、2026年に独立した上場会社として切り出された。
巨大な宅配網から離れた分、積み合わせ輸送の採算だけに経営資源を向けられるようになった。ただし独り立ちした会社としての実績はまだ無く、荷動きと運賃の波を単独で受け止める体になっている。
バランスシート (要約)
資産 $6.9B を負債が上回る債務超過の状態。
負債が資産を上回る債務超過。営業利益は支払利息の9.5倍、借金は本業の稼ぎの約4.1年分
- 現金・現金同等物$251M
- 他の流動資産$1.3B
- 固定資産$5.4B
- 流動負債$993M
- 長期借入金$4.3B
- 短期借入金$43M
この判定で見た指標: 自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $8.8B
- 売上成長率
- −1.1%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- 6.1%
- 純利益率
- 7.4%
- ROE
- —
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $167M
- フリーCF
- −$212M
- 営業CFマージン
- 1.9%
- 現金ランウェイ
- 約1年
配当
- 配当総額(年間)
- $48M
- 配当性向
- 7.3%
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