HOUR
Hour Loopブランドも店舗も自社サイトも育てず、他社の棚の中で品ぞろえの広さだけで戦う割り切りが、同じ商材を扱う競合との違いになる。
メーカーや卸から商品を仕入れ、Amazonに出品して差額を取る。保管も配送もAmazonに預け、自社は売れ筋を見つけて品切れを起こさないことに集中する薄利多売の商売だ。
Amazonが手数料や表示順位の決まりを変えるだけで、自社の努力とは無関係に売上が動く。10万点の在庫を読み違えれば値下げで利幅は消え、仕入れの立て替え資金が重くのしかかる。
売れ筋を探すソフトと在庫の目利きに資源を集中し、Walmartへ販路を広げる一方で自社サイトはほとんど手つかずのままにしている。株主に配るより、仕入れの回転を増やすことに現金を使う。
売上のほぼ全部が、ひとつの販売網から出ている。2013年からAmazon、2020年からWalmartに出品しているが、自社サイトの売上はいまだにわずかしかない。
この会社をどう読むか
Hour Loopは10万点超の商品を扱うと聞くと大きな会社を想像するが、実態はAmazonの倉庫と物流に丸ごと乗った超小型の転売業者だ。店もブランドも持たず、仕入れた商品を他社の棚に並べて差額を抜く。
強みは身軽さで、売れ筋を絶やさなければ在庫の回転だけで利益が出る。裏返せば、伸びも落ち込みも自社の努力より先に、Amazonの手数料や表示順位の一存で決まってしまう商売でもある。
バランスシート (要約)
資産 $24M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(29%)。
開示から読める範囲ではおおむね健全
- 現金・現金同等物$4M
- 他の流動資産$19M
- 固定資産$875K
- 流動負債$17M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $142M
- 売上成長率
- 3.0%
- 粗利率
- 52.4%
- 営業利益率
- 1.7%
- 純利益率
- 1.2%
- ROE
- 24.4%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $3M
- フリーCF
- $3M
- 営業CFマージン
- 1.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
HOUR の掲示板
ログイン状態を確認しています…
読み込み中…