NTIC
Northern Technologies International各国に自社工場を建てるのではなく、現地パートナーとの合弁網から手数料と利益配分を吸い上げる形をとっている。ドイツのEXCORのように、単独で連結の資産と利益に無視できない影響を持つ合弁も抱える。
売上の約74%はZERUSTブランドの防錆包装と薬剤で、残りは生分解性樹脂のNatur-Tecが占める。海外での販売は自前の工場網ではなく北米・欧州・アジアの15の合弁に任せ、そこからサービス手数料と持分に応じた利益を受け取る。
製造業の生産が鈍れば、合弁を経由して本体の利益が細る。Natur-Tecは原材料と完成品を世界から調達しており、関税の変更がコストに直撃する。合弁は多くが出資比率5割以下で、配当を出すかどうかも共同出資者との合議になる。
技術とブランドを供与し、現地の商売は合弁のパートナーに任せる分業を長く続けてきた。近年は関税への対応として、調達先の分散と生産の現地化を進めている。
自動車、建設、農業、鉱山といった金属を扱う産業の生産量が、防錆需要の量をほぼ決めている。合弁の利益は持分法で計上されるため、四半期ごとの振れが本体の決算にそのまま出る。
この会社をどう読むか
この会社の損益計算書は、売上高だけを追っても半分しか読めない。世界15カ所の合弁から入る手数料と持分利益が、本体の利益の相当部分を占めているからだ。
商品はZERUSTブランドの防錆包装と薬剤が中心で、金属部品を輸送や保管の間、錆から守る。だが各国に工場を建てて直接売る道は選ばず、現地パートナーとの合弁に販売を委ねてきた。合弁の多くは出資比率が5割以下で、配当の可否すら単独では決められない。世界に広がっている割に、自分で握っている部分は多くない。
バランスシート (要約)
資産 $103M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $72M(70%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$7M
- 他の流動資産$37M
- 固定資産$58M
- 流動負債$24M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $84M
- 売上成長率
- −1.0%
- 粗利率
- 37.6%
- 営業利益率
- 3.1%
- 純利益率
- 0.0%
- ROE
- 0.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $2M
- フリーCF
- $917K
- 営業CFマージン
- 2.9%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $2M
- 配当性向
- 8600.7%
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