PED
PEDEVCO推定埋蔵量が1年で1,810万バレル相当から3,210万バレル相当へ跳ねた。理由は探鉱の成功ではなく合併で、同時にD-Jベースン一本だった資産構成にPowder Riverベースンが加わった。
売上は掘り出した原油、天然ガス、天然ガス液の販売そのものである。中心はコロラド州ウェルド郡のD-Jベースンで、2025年10月の合併でPowder Riverベースンの鉱区が加わった。2025年の生産量は日量2,494バレル相当と、前年から36%増えている。
井戸の生産量は掘った直後が最も多く、あとは自然に落ちていく。だから掘り続けなければ量は保てず、そのための費用は先に出ていく。2025年10月には信用枠から$87Mを引き出しており、価格が下がる局面ではこの借入が重くのしかかる。
いまの課題は、合併で抱えた鉱区と負債をひとつの事業として動かし直すことにある。掘削は複数の鉱区へ振り分け、共同開発の相手を入れて自社の持ち出しを抑える手も使う。
決め手は相場と地質の二つしかない。売値は原油とガスの市況にそのまま連動し、量のほうは掘った井戸がどれだけ出るかで振れる。合併で手に入れた鉱区をどれだけ早く生産に乗せられるかが、当面の伸び方を決める。
この会社をどう読むか
PEDEVCOは去年まで、コロラド州の一角で細々と石油を掘る小さな会社だった。その説明は2025年10月の合併で通じなくなり、推定埋蔵量は1年でほぼ倍、生産量も前年から36%増えている。
数字だけを追えば成長企業に見えるが、伸びの中身は掘り当てたからではなく買ったからだ。合併では新しい鉱区と一緒に借入も抱えており、原油とガスの値段が下がる局面での見え方は、小さな会社だった頃とはまるで違ってくる。
バランスシート (要約)
資産 $376M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $207M(55%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$3M
- 他の流動資産$35M
- 固定資産$338M
- 流動負債$64M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $46M
- 売上成長率
- 15.7%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −17.2%
- 純利益率
- −22.6%
- ROE
- −5.0%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $11M
- フリーCF
- $11M
- 営業CFマージン
- 23.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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