まだ赤字先行で、将来に賭ける会社
大手が見限った製油所を安値で仕入れ、磨き直して稼がせる目利きと運転の腕が最大の強み。装置の複雑度が高く、安い重質原油から高価な製品を作り出せる。新設がほぼ不可能な製油所という資産は、燃料が使われ続ける限り希少さを増す。市況の波を財務の慎重さで耐える専業の立ち位置にいる。
原油を仕入れてガソリンや軽油、ジェット燃料に精製し、売値と原料費の差額で稼ぐ精製マージンが収益の柱。大手石油会社が手放した製油所を安く買い集め、東西の沿岸部や中西部など全米に複数を持つ。再生可能ディーゼルの製造設備も持分で持つ。装置を高い稼働率で回し続けることが利益の生命線になる構造だ。
精製マージンの急落は、利益を一気に消し去る。製油所の火災や故障は修繕費と機会損失の二重の打撃になる。電気自動車の普及と燃費の改善はガソリン需要を構造的に削る。環境規制の厳しい州の製油所は閉鎖圧力にさらされ、規制コストの上昇は他社より重くのしかかる。
市況の良い年に借金を返して財務を固め、配当と自社株買いに回す慎重な経営。設備投資は安全と効率の維持に絞り、拡大を追わない。精製マージンの振れという宿命を、低い固定費と手元資金の厚さで生き延びる方針が特徴になっている。
精製マージンの水準と、製油所の安定稼働、規制コストに依存する。燃料の需要と精製能力の需給が利幅を支えるか、定期修理や事故による停止を最小限にできるか、環境規制で義務づけられる費用をこなせるか、そして原油の調達先の値差を生かせるかが、業績を左右する大きな前提になる。
資産 $13B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $5.3B(41%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。手元現金は約1年未満分
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