SMID
Smith-Midland現場でコンクリートを流し込む従来工法と違い、工場で先に固めるので品質のばらつきが小さく工期も短い。牧場のキャトルガードから出発した会社が、道路と建設向けの特許製品群まで商域を広げてきた。
主力は軽量外壁パネルのSlenderWall、高速道路用の防護柵J-J Hooks、組み立て式コンクリート建物のEasi-Setなどの製造と据付。防護柵の賃貸や、特許製法を国内外の同業工場に貸す使用料も入る。
公共工事の予算が絞られたり議会の承認が遅れたりすると受注が細る。製品が重く運べる距離が限られるため、遠方の大型案件は取りに行けない。
受注の波に合わせて工場の稼働を絞ったり広げたりする堅実な運営で、株主への還元も細く長く続けている。大型案件の当たり外れより、ライセンス収入で波を均すことを重んじる。
州や連邦の道路予算がどれだけ執行されるか、自治体が建設案件をどのペースで発注するかで売上が決まる。天候と金利、資材やエネルギーの値動きも工事の進み方を変える。
この会社をどう読むか
Smith-Midland の前身は、1960年にバージニア州で牧場の柵を作っていたSmith Cattleguard Companyという小さな会社だった。家畜が逃げないための「キャトルガード」から出発し、いまは全米の道路・建設現場へプレキャストコンクリート製品を納めている。
工場であらかじめ固めてから現場に運ぶという製法そのものは素朴だが、この方式を守り続けたことが品質と工期の安定という強みに育った。高速道路の防護柵や防音壁、軽量外壁パネルへと製品を広げつつ、他社工場に特許を貸す使用料で、公共工事につきものの受注の波を均している。
バランスシート (要約)
資産 $88M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $54M(62%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$12M
- 他の流動資産$37M
- 固定資産$39M
- 流動負債$14M
- 長期借入金$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $93M
- 売上成長率
- 19.0%
- 粗利率
- 27.9%
- 営業利益率
- 18.2%
- 純利益率
- 13.4%
- ROE
- 23.0%
- ROIC
- 23.1%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $14M
- フリーCF
- $5M
- 営業CFマージン
- 15.3%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- —
- 配当性向
- —
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