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Ultralife買収のたびに増えた五つのブランド名を2025年10月に畳み、一次電池向けの名前だけを一つ残した。単一ブランドで出発する同業が多いなか、この会社は逆向きに看板を減らして名前を揃えた。
市販の乾電池では足りない過酷な条件向けの電池を、防衛・医療・産業の顧客に売る電池部門が一つ。もう一つは無線機の増幅器や車載・可搬の通信システムを手がける部門で、どちらも用途ごとに設計を変える受注生産が中心だ。
防衛調達は年ごとの振れが大きく、受注の薄い年は業績が沈みやすい。2025年の看板統合は、長年別々の名前で買われてきた顧客の認知を作り直す負担も伴う。
名前を一つに揃える作業と並行して、防衛・医療向けの特注電池の受注拡大を進める。買収で外へ広げてきた手を、いったん内側の整理へ向けた形になる。
防衛予算の調達サイクルと、医療・産業の機器メーカーからの特注電池の受注で規模が決まる。リチウムなど原料金属の相場も利幅に効く。
この会社をどう読むか
電池を買う側から見ると、この会社の製品はずっと別々の名前で並んでいた。Accutronics、Excell Battery、McDowell Researchなど、買収のたびに看板が増えたためだ。
2025年10月、それをUltralife一つに畳み、一次電池のElectrochemだけを製品名として残した。旧ブランドの商標は$12.2M分を評価減しており、中身を変えずに名前を揃えた賭けの代金になる。
バランスシート (要約)
資産 $217M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $130M(60%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$9M
- 他の流動資産$96M
- 固定資産$111M
- 流動負債$37M
- 長期借入金$46M
- 短期借入金$4M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $191M
- 売上成長率
- 16.2%
- 粗利率
- 24.1%
- 営業利益率
- −3.1%
- 純利益率
- −3.1%
- ROE
- −4.5%
- ROIC
- −2.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $11M
- フリーCF
- $7M
- 営業CFマージン
- 5.7%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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