アーチャー・アビエーションが月曜に20%近く急騰した。防衛テックのアンドゥリルと共同開発した自律型の攻撃回転翼機「サンダー」を、英国のファーンボロー航空ショーで初公開したためだ。出来高は普段の2倍を超えた。
「サンダー」とは何か
サンダーは人が乗らない大型の軍用回転翼機で、ハイブリッド電動の動力と2つの傾転ローターを備える。有人の攻撃ヘリや輸送機と編隊を組んで任務にあたる想定だ。アーチャーとアンドゥリルは2024年から防衛分野で組んでおり、サンダーはその提携から生まれた最初の製品になる。
なぜ株が2割も動いたのか
アーチャーの本業は、都市部で人を運ぶ電動の垂直離着陸機、いわゆる空飛ぶタクシーだ。ただ商用化には型式認証という長い審査が必要で、売上はまだ立っていない。防衛向けは認証の道筋が商用と異なり、政府予算がつけば収益化が早い。無人機と自律兵器に予算を寄せる米国防総省の流れと、アンドゥリルという急成長する相棒。この組み合わせが「売上への近道」に見えたことが、この日の急騰の中身だ。
冷静に見るべき点もある。公開されたのは機体であって、受注や契約ではない。調達が決まらなければ売上はゼロのままで、開発費だけが先に出ていく。見ておくべきは、米軍や同盟国からの実際の発注、そして本業の空飛ぶタクシーの認証の進み具合だ。
出典: アーチャー、アンドゥリルとのThunder公開で20%急騰(Motley Fool 7/20) / アーチャー株はなぜ急騰したのか(Investing.com 7/20) / アーチャー株が月曜に飛んだ理由(Motley Fool 7/20)
