ネットフリックスの株主名簿に、見覚えのある名前が戻ってきた。著名投資家ビル・アックマン氏率いるパーシング・スクエアだ。
同氏は2022年、会員数の減少で急落したネットフリックス株を、損失を抱えたまま手放した過去がある。今回の開示は、4年ぶりの出戻りだ。運用資産の5%弱を占める主力級の持ち分で戻ってきた。
「配信戦争は事実上勝った」という見立て
パーシング・スクエアは投資家向けの資料で、「ネットフリックスは配信戦争に事実上勝った」と書いた。値上げをしても会員は減らず、広告付きの安いプランが新しい客層を連れてくる。競合の多くが配信で利益を出せない中、勝者が利益を集め始めたという見立てだ。
会社側にも追い風があった。2026年の米国向け広告の事前契約(アップフロント)がほぼ倍増したと発表しており、広告が会員料金に次ぐ2本目の柱に育ち始めている。
4年前の損切りを上書きする買い直し
一度損切りした株を、より高い値段で買い直すのは、投資家にとって心理的に最も難しい判断のひとつだ。それでも戻ってきたという事実そのものが、稼ぐ力への評価と言える。
株価はこの日5.43%高。「勝負あり」という見立てが正しいかは、次の四半期の会員数と広告収入の数字が試すことになる。
