AIデータセンターの中では、膨大なデータが光の信号でやり取りされる。その光の部品を作るのがコヒレントだ。
前日夜の決算は、記録づくめだった。会社の発表によれば、四半期売上は初めて$2Bの大台を超えた。データセンターと通信向けの売上は前年から59%増。次の四半期の売上見通しも、市場予想を1割近く上回った。
それでも8%安。売られた理由は決算の外にある
翌日の株価は7.99%安。決算の中身に大きな欠点は見当たらない。売られた理由は、株価そのものにある。
コヒレントの株は年初から2倍を超えて上げてきた。期待が積み上がった株では良い数字も「織り込み済み」となり、材料が出た瞬間に利益確定の売りが出やすい。
光通信株全体が「良い決算でも売り」の相場に
同じ動きは業界に広がっている。同業のルメンタムも5.58%安。今週は決算の前から、光通信株に持ち高を減らす売りが先行していた。
AIの配線を担う実需は強い。それを織り込んだ株価が先に走りすぎていないか。この夏の光通信株は、その距離感を測り直す局面にある。
