ビヨンド・ミートは、エンドウ豆などから作る植物肉のパイオニアだ。2019年の上場直後は「肉の未来」への熱狂で買われ、株価は$200を超えた。
その株がいま、41セント。この日発表した30株を1株にまとめる株式併合が、さらに31.15%の急落を呼んだ。
併合は上場基準を守るための30倍
米国の市場には、株価が1ドルを下回り続けると上場廃止になりうる基準がある。30株を束ねれば計算上の株価は30倍になり、基準はひとまず満たせる。
ただし、会社の価値は1円も変わらない。市場はこの発表を「業績で株価を戻す道は当面ない」という合図と読み、売りで応えた。
ブームが去った後に残ったもの
植物肉は一時、食品業界の最先端だった。今は消費者の財布のひもが固く、話題性も薄れ、売上の縮小が続いている。
同じ日には、プール用品のレスリーズも事業を続けられるかへの「重大な疑義」を開示して41.67%安となった。指数が最高値を更新する裏で、追い込まれた企業の淘汰も静かに進んでいる。
