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sodate Daily ・ 2026.07.14

中東発の原油ショックで相場が二分 ── 半導体・AIが総崩れ、エネルギーは逆行高

月曜の米国株はナスダックが1.5%安と大きく下げた。週末に米国とイランが再び衝突して原油が急騰し、石油株が買われる一方、原油高と韓国SKハイニックスの急落が半導体・AI株を直撃。先週まで相場を引っ張ったAIの熱狂が、わずか一取引で真逆に振れた。

インテル本社「ロバート・ノイス・ビル」(米カリフォルニア州サンタクララ)
Coolcaesar · CC BY-SA 4.0

月曜の米国株は、下げが目立った。ナスダック -1.55%、S&P 500 -0.79%、ダウ -0.26%。ハイテク中心に売られる一日だった。

きっかけは、週末の地政学だ。米国とイランが再び軍事衝突し、原油の大動脈ホルムズ海峡を巡って「閉鎖された」「いや通れる」と情報が交錯した。原油先物は一時、1バレル $74 近くまで跳ねた。

この一発で、相場はきれいに二つに割れた。原油高の恩恵を受けるエネルギー株に資金が向かい、エクソンモービル+4% 高。一方、リスク回避と原油高のダブルパンチで、半導体とAI株は総崩れになった。

3つのポイント

  1. メモリ株が総崩れ:AIメモリの盟主SKハイニックスが約20年ぶりの大幅安となり、メモリ相場が急変した。サンディスク-13%インテルも -6% と、この日の下げの主役になった
  2. エネルギーだけが逆行高:原油高でエネルギーは数少ない上昇セクターとなり、シェブロンや欧州のシェルにも買いが入った。中堅の石油・ガス開発ノーザン・オイル&ガス+10% 近く跳ねた
  3. 「守り」と「出遅れ」に資金が逃げた:軍事衝突を追い風に防衛AIのパランティアが逆行高。割高な半導体を売った資金は、決済網のビザや、出遅れていたソフトのアトラシアンへ向かった

補足

先週の朝刊の主役は、金曜のSKハイニックス史上最大の上場だった。「メモリ不足は2030年以降も続く」というCEOの言葉が、AI相場を再点火したばかり。それがわずか一取引で、同じメモリを起点に真逆へ振れた。

引き金は地政学でも、いちばん売られたのは、いちばん高く買われていたAI関連だった。相場の意識が「物語」から「価格」へ移るとき、上げの主役はいちばん脆い。決算シーズンを前に、その脆さが早めに顔を出した格好だ。

出典: Motley Fool(7/13・エネルギーがダウを支える) / 24/7 Wall St(7/13・SKハイニックス急落でメモリ株動揺) / 24/7 Wall St(7/13・原油高とメモリ急落で半導体安) / Benzinga(7/13・米・イラン衝突で原油高・石油株上昇)