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Transcat校正した状態のまま計測器を納品できるため、客は届いた日から使い始められる。買収したアイルランドの会社を母体に、製薬会社の設備そのものを預かる管理業務まで踏み込んでいる。
校正の拠点はすべてISO/IEC 17025の認定を取っており、客先へ出向く移動式の校正車両も持つ。あわせて約400ブランド、75,000点を超える計測器を販売・レンタルする事業も抱える。
計測器の販売は設備投資の波を受けて増減しやすい。校正の需要自体は規制に支えられて底堅いが、技術者が足りなくなれば人件費が先に膨らむ。買収した拠点の統合が甘ければ、認定の質にばらつきが出かねない。
買収で校正拠点と隣接する仕事を増やしつつ、認定の質と技術者の頭数を守ることを優先する。手元の現金は次の拠点と事業領域の拡張に充て、成長の速度を落とさない。
医薬品や医療機器、航空宇宙といった規制の厳しい現場が動き続けることに依存する。校正を任せられる技術者を採用できるかどうかが、拠点を増やす速さの上限を決める。
この会社をどう読むか
Transcatの仕事は、医薬品や医療機器の工場で使う温度計や圧力計を点検し、ずれていれば直すことだ。地味だが、FDAやFAAの規制下にある現場では計器の精度を証明し続ける必要があるため、需要は景気とは別の理由で繰り返し発生する。
もう一方の顔は計測器の販売とレンタルで、約400ブランド、75,000点を超える品揃えを持つ。買ってきたアイルランドの会社を土台に、製薬会社の設備管理そのものを請け負う仕事まで広げており、計測器屋の枠からは出つつある。
バランスシート (要約)
資産 $480M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $301M(63%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$88M
- 固定資産$388M
- 流動負債$40M
- 長期借入金$100M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $332M
- 売上成長率
- 19.2%
- 粗利率
- 32.6%
- 営業利益率
- 4.0%
- 純利益率
- 1.6%
- ROE
- 1.8%
- ROIC
- 2.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $35M
- フリーCF
- $20M
- 営業CFマージン
- 10.5%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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