月曜の引け後、エヌビディアが証券当局への届け出でネビウスのクラスA株2,225万株、比率にして9.3%の保有を開示した。火曜のネビウスは18.78%高の$216.92で引け、時価総額はおよそ$46Bになった。
この保有の大半は、3月に合意した$2Bの私募で取得した新株予約権によるもので、9月中旬までは行使できない「予約済みの持ち分」だ。つまり中身は4カ月前から決まっていた話に近い。それでも株価が跳ねたのは、前週に「ネオクラウド・トレードの巻き戻し」でネビウスが1日13%安を演じ、疑いの目が強まっていたからだ。疑心暗鬼の局面に「AIの王者が9.3%株主」という事実が紙で示され、評価が反転した。ネビウスには同じ日、Reflection AIへ2029年までに$1B超の計算力を売る合意という追い風もあった。
連れ高は業界全体に広がった。コアウィーブが8%高、オラクルも5%高。AI半導体のセレブラスは17.92%高したが、こちらは米国生産を約7倍にするFlex提携など自前の材料からの反発という面が強い。ネビウス専用の燃料電池電源に$1.7Bの投資が付いたブルーム・エナジーは、この日はJPモルガンの目標株価引き上げ($267→$346)を材料に14.82%高だった。
見ておきたいのは9月中旬、予約権が行使可能になった後のエヌビディアの動きだ。持ち分を実株に変えるのか、それとも関係を深める次の一手があるのか。「王者の持ち株リスト」は、AIクラウドの序列表として読まれ始めている。
出典: CNBC(7/21・エヌビディアがネビウス9.3%保有を開示、株価19%高) / SEC提出書類(ネビウス3月の$2B私募と新株予約権の条件) / 24/7 Wall St.(7/21・ネオクラウド一斉高、コアウィーブ8%高・オラクル5%高) / Motley Fool(7/21・ブルーム・エナジー急騰の理由はJPモルガンの目標引き上げ)
