月曜、シャオペンが8.53%安の$11.15で終えた。出来高は普段の3.6倍である。
同じ日、同社はロボット事業で$900M超を調達し、$6.3B超の評価を得たと発表している。市場が見たのはそちらではなかった。
見られたのは4〜6月期と、7〜9月の数字
4〜6月期の売上高が市場予想に届かなかった。
続く7〜9月期の見通しは、RMB 21.7B〜23.4Bである。市場予想のRMB 25.88Bを下回っている。上限で見ても1割ほど少ない。
見通しの数字は、会社が自分で置く数字である。それが市場予想より低いということは、いま会社が見ている需要が、市場が見ていた需要より弱いということになる。
ロボットの評価額は、いまの現金にならない
$6.3Bという評価額は大きく見える。それでも株価を支えなかった。
理由は時間軸の違いである。ロボット事業の評価額は、この先の可能性に対して外部の投資家が付けた値段だ。一方で7〜9月の売上高は、3か月後に実際に入ってくる現金の見積もりである。
会社の値段が下がっている局面では、遠い将来の話より、次の四半期の数字が優先して見られる。月曜のシャオペンはその通りに動いた。
中国のEV3社が揃って下げた
シャオペンだけの話ではなかった。
ニーオが5.83%安の$4.36、リ・オートが4.37%安の$12.48である。
中国の高価格帯EVは、新型車の投入が続き、値下げ競争が激しくなっている。1台あたりの利益が細る局面では、台数が伸びても利益は伸びない。ニーオについては、欧州で在庫を絞る動きが出ていることも伝えられている。
見ておくのは、7〜9月の実績と値下げの止まり方
次に見るのは、11月に出る7〜9月期の実績が、会社の置いた見通しの上限と下限のどちらに寄るかである。
もうひとつは値下げが止まるかどうかだ。値下げが止まれば1台あたりの利益は戻る。止まらなければ、台数の伸びは利益に届かない。月曜の市場全体の動きは朝刊にまとめている。