月曜、量子計算の銘柄が揃って下げた。
アイオンキューが8.47%安の$41.06、リゲッティ・コンピューティングが8.60%安の$16.37である。D-Waveクアンタムは8.39%安、クアンタム・コンピューティングも7.62%安だった。
IONQIonQ▼8.47%
RGTIRigetti Computing▼8.60%QBTSD-Wave Quantum▼8.39%
QUBTQuantum Computing▼7.62%
4社とも、この日に固有の悪材料は出ていない。
4社が同じ幅で動くのは、1つの籠として扱われているから
下げ幅がここまで揃うのは、市場がこの4社を1つのまとまりとして売買しているからである。
先週、クアンタム・コンピューティングの売上高に関する見出しが出て、業界全体が買われた。1社の話が4社の株価を動かしている。月曜はその逆向きが起きた。上げた時と同じ順番で、同じ幅だけ戻っている。
会社ごとの中身で選ばれていない、ということでもある。
4社とも売上はほぼ無く、値段は何年も先の見積もりで決まる
量子計算の会社は、売上がまだ無いか、あってもごくわずかである。株価は、何年も先に生まれるかもしれない現金の流れを、いまの値段に引き直したものになる。
この構造だと、値段は将来の見積もりの変化に丸ごと反応する。1年後の利益で説明できる会社なら、決算が出れば議論は決算に戻る。決算で説明できない会社は、話題の温度がそのまま値段になる。
オーロラ8.81%安、ASTスペースモバイル9.18%安も同じ日に下げた
構造が同じ会社は、量子計算だけではない。
自動運転トラックのオーロラ・イノベーションが8.81%安の$5.69、衛星通信のASTスペースモバイルが9.18%安の$62.35である。医療AIのテンパスAIも8.97%安、宇宙輸送のロケット・ラボは5.91%安だった。
AURAurora Innovation▼8.81%
ASTSAST SpaceMobile▼9.18%
TEMTempus AI▼8.97%
RKLBRocket Lab▼5.91%
いずれも、いまの利益ではなく将来の実現に値段が付いている会社である。指数が0.28%安の日に、この一群だけが8〜9%動いた。
見ておくのは、次に何で戻るか
次に見るのは、この一群が戻る時のきっかけである。
決算や契約といった会社ごとの数字で戻るなら、選別が始まったことになる。また1社の見出しで4社が揃って上げるなら、籠として売買される状態が続いていることになる。月曜の市場全体の動きは朝刊にまとめている。
