木曜の米国株は、半導体・AIチップ主導で反発した。ナスダックは +1.30%($26,207)、S&P 500 は +0.81%($7,544)、ダウは +0.27%($52,487)。マイクロンが米国内への大型投資を発表したことでチップ買いが再燃し、設計大手のアームが +9%、サンディスクが +8%、AMDやラムリサーチも +6% 前後まで上げた。原油が -2.4% と反落し、前日買われたエクソンモービルは下落。資金がハードのチップへ回った反動で、ソフトのパランティアやディフェンシブなコストコ・フィリップモリスは売られた。個別ではアストラゼネカが、心臓病治療薬の後期試験が主要目標に届かず -6% と急落。中東の緊張再燃をよそに、株は上昇でこの日を終えた。
3つのポイント
- マイクロンの投資でチップ買いが再燃:マイクロンが米国内への大型投資を発表し、これがAIメモリ需要への安心感につながった。設計大手のアームが +9%、サンディスクが +8%、AMDやラムリサーチも +6% 前後。単なる売られすぎの反発を超えて、買う理由が加わった一日だった
- 原油安でエネルギーとディフェンシブは下落:原油が -2.4% と反落し、前日買われたエクソンモービルが売り戻された。資金が値動きの大きいチップへ回った反動で、ソフトのパランティアや、守りのコストコ・フィリップモリスも下げた
- アストラゼネカが治験失敗で急落:医薬大手のアストラゼネカが、心臓病治療薬の後期試験で死亡や再発を減らす主要目標に届かなかったと発表し -6%。時価総額を約$24B減らした。会社が「達成できる」と自信を見せていただけに、失望が大きかった
補足
この日は「AIチップの物語」が主役に戻った。数日は原油と中東に振らされていた相場が、マイクロンの投資という具体的な材料で、再びチップへ資金を戻した。ただし、その裏ではソフトやディフェンシブが売られるという綱引きも続いている——同じ「ハイテク」でも、いまはチップ(ハード)とソフトのどちらに資金が向くかで明暗が分かれる。そしてアストラゼネカの急落は、医薬の株価が「治験というたった一つの結果」で一日にして大きく動くことを、改めて突きつけた。相場全体の追い風とは別に、一社ごとの物語も要る——それが個別株を読む面白さでもある。
出典: Motley Fool(7/9・AIチップ主導の反発) / CNBC(7/9・アストラゼネカ) / TheStreet(7/9)
