水曜の米国株は小幅に上昇した。S&P 500 +0.38%、ナスダック +0.62%、ダウ +0.29%。6月の物価が市場予想より鈍り、金利の先安観が相場を支えた。
主役はアップルだ。中国で生成AI機能の投入が認可されたとの報道も重なり、株価は +4% 高で最高値を更新した。アルファベットやメタもそろって3%高となった。
だが、指数の裏では前日の主役が崩れていた。メモリと、AIサーバー。昨日「AI支出の勝ち組」として買われた顔ぶれが、今日は一転して急落した。
3つのポイント
- 冷えた物価が巨大テックを押し上げた:6月の消費者物価は前月比 -0.4% と、予想以上に鈍った。金利の先安観が広がり、アップルが最高値、アルファベットやメタも買われた
- 前日の勝者が今日の敗者に:AIサーバーのデルは -10%、メモリのマイクロン・サンディスク・ウエスタンデジタルも8%前後下げた。昨日買われた反動に、メモリ価格への慎重論が重なった
- ペイパルに買収提案、17%高:決済のペイパルに、ストライプとアドベントから1株 $60.50 での買収提案が伝わった。前日終値を約28%上回る水準で、取締役会は7月20日に協議する
補足
決算の明暗も分かれた。ブラックロックは運用資産が過去最高の $15.3T に達し、四半期最高益で上昇した。一方、エレバンス・ヘルスは上方修正の幅が物足りず急落し、医療保険株全体に売りが広がった。
先週から続くメモリ相場は、上げも下げも一日で反転するようになってきた。昨日は勝者だったメモリが、今日は敗者になる。増えたAI予算がどこへ向かうのか、市場はまだ答えを探している。
出典: Yahoo Finance(7/15・アップル最高値、物価鈍化で株高) / 24/7 Wall St(7/15・メモリ株で利益確定売り) / Yahoo Finance(7/15・ペイパルに60.50ドルの買収提案) / Benzinga(7/15・ブラックロック運用資産15.3兆ドル) / Benzinga(7/15・エレバンスの控えめな上方修正)
