ALSN
Allison Transmission商用車向けの完全自動変速機を世界で初めて世に出したのは75年以上前で、いまもこの分野の最大手だ。1915年からインディアナポリスで作り続けた実績と、約1,500の代理店が持つ整備網は、後から買える種類のものではない。
トラックやバス、消防車、米軍の戦術車両に完全自動変速機を新車搭載として納める。稼働台数が増えるほど交換部品と整備の注文が積み上がり、こちらは新車の販売台数とは別の波で動く。
商用車の生産は景気の振れをそのまま受けるので、谷では新車向けが先に減る。電動化が進めば、多段の変速機そのものを要さない駆動方式に置き換わる領域も出てくる。買い足したオフハイウェイ事業は、鉱山や建設の設備投資という別の波にも晒される。
2026年から組織を二本立てにし、従来の変速機事業とオフハイウェイの駆動系事業に分けた。事業単位の責任者を各地域に置き、オンハイウェイ単一事業だった収益源を、鉱山や農業という別の周期を持つ市場へ広げにいっている。
商用車メーカーが自動変速機を標準に採る度合いと、北米の車両生産量に沿って出荷が動く。2025年の売上の約76%は北米で、届け先は世界に約1,500カ所ある独立代理店網である。
この会社をどう読むか
Allison Transmissionは1915年にインディアナポリスで生まれ、いまも本社を同じ街に置く。商用車向けとして世界初の完全自動変速機を出したのは75年以上前で、その名前はいまも仕様の代表例として通る。
2026年1月には鉱山や建設機械向けの駆動系事業を買い、組織を二本立てに改めた。稼働台数が増えるほど交換部品が売れる仕組みは変わらないが、長い目では変速機を要さない電動の駆動方式とも向き合うことになる。
バランスシート (要約)
資産 $6.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $1.9B(31%)。
借金と支払い余力のバランスが良く、黒字も安定
- 現金・現金同等物$1.5B
- 他の流動資産$738M
- 固定資産$3.8B
- 流動負債$460M
- 長期借入金$2.9B
- 短期借入金$5M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E・利息カバー率 (営業利益が支払利息の何倍か)・負債/EBITDA (借金が本業の稼ぎの何年分か)。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $3B
- 売上成長率
- −6.7%
- 粗利率
- 48.6%
- 営業利益率
- 29.2%
- 純利益率
- 20.7%
- ROE
- 33.4%
- ROIC
- 14.6%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $836M
- フリーCF
- $661M
- 営業CFマージン
- 27.8%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $91M
- 配当性向
- 14.6%
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