
TWIN
Twin Discエンジンそのものではなく、その力をどう伝えるかという一点に100年以上こだわってきた。近年の買収で産業用歯車と船の操舵・制動まで守備範囲を広げ、船以外の現場にも足を伸ばしている。
船のエンジンの回転を推進力に変える変速機や方位推進装置、産業機械向けのクラッチや制動装置を作って売る。米国のほかベルギー、カナダ、フィンランド、イタリア、オランダ、スイスに工場を持ち、これらの製品で過去3年の売上の9割超を占める。
受注から納入まで時間がかかる産業なので、景気の変化が遅れて業績に出る。2025年6月期末の半年分の受注残は$150.5Mと前年の$133.7Mから増えたが、注文は顧客の都合で取り消しも先送りもできる性質のものだ。
近年の資金の使い道は買収に寄っており、製品ラインと生産拠点を欧州と北米へ継ぎ足している。素材となる鋳鉄や鍛造品は複数の調達先から確保できる体制を保つ。
レジャーボートから商業船、軍用艦艇、エネルギー機械まで、顧客側の設備投資の波に合わせて受注が動く。上位10社で2025年6月期の売上の35%を占めており、大口の発注時期にも数字が振られる。
この会社をどう読むか
船のエンジンと推進器の間には、回転を推進力に変える装置が挟まっている。Twin Discは1918年のウィスコンシン州での創業から、その一点だけを作り続けてきた。
近年は買収で幅を広げている。2024年5月にフィンランドの歯車メーカーKatsa Oy、2025年2月にカナダのKobelt Manufacturingを取得した。2025年6月期末の半年分の受注残は$150.5Mで、Kobeltの分を含めて前年から増えている。自力の開発より、買って製品群を継ぎ足す局面にいる老舗だ。
バランスシート (要約)
資産 $356M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $164M(46%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
- 現金・現金同等物$16M
- 他の流動資産$231M
- 固定資産$109M
- 流動負債$126M
- 長期借入金$28M
- 短期借入金$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率・D/E。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $341M
- 売上成長率
- 15.5%
- 粗利率
- 27.2%
- 営業利益率
- 2.9%
- 純利益率
- −0.6%
- ROE
- −1.2%
- ROIC
- 4.0%
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $24M
- フリーCF
- $9M
- 営業CFマージン
- 7.0%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $2M
- 配当性向
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