配当を出さず稼ぎを再投資する、黒字で財務も底堅い会社
内陸水運のはしけ輸送で米国最大の規模を持ち、多数のはしけと全米の河川網をカバーする体制が強み。はしけによる水運は、トラックや鉄道より大量の液体貨物を安く運べ、エネルギー・化学の輸送に欠かせない。規模を生かした効率と、エンジン整備という別の収益源を併せ持つ立ち位置にいる。
米国のミシシッピ川などの内陸河川や沿岸で、はしけ(エンジンのない平底の船)を押し船で押して、石油製品や化学品、農産物などの液体・ばら積み貨物を運ぶ運賃が収益の柱。多数のはしけと押し船を保有し、エネルギーや化学メーカーの貨物を運ぶ。これに、エンジンや発電設備の整備・販売事業が加わる。水運と設備整備で稼ぐ構造になっている。
石油・化学の生産が落ちると、運ぶ貨物が減って運賃が下がる。はしけの供給が過剰になると、運賃が低迷し採算が悪化する。河川の水位の低下や洪水、悪天候は、運航を妨げる。燃料費の高騰や、多数のはしけを保有する設備の負担も、収益の重しになりうる。貨物量と運賃市況の波に業績が左右される。
配当を出さず、利益をはしけ船隊の維持・更新と、エンジン整備事業の強化、効率的な運航に振り向ける経営。市況で振れる水運の運賃を、最大手の規模の効率と設備整備の事業で和らげ、エネルギー・化学の輸送需要を取り込みながら、はしけの需給を見極めて稼ぐ方針が特徴になっている。
内陸水運の貨物量と、運賃、はしけの需給に依存する。石油・化学産業の生産が活発で輸送需要が強いか、はしけの供給が過剰でなく運賃を保てるか、燃料費を抑えられるか、そして設備整備の事業で安定収入を得られるかが、業績を左右する大きな前提になる。エネルギー・化学の活動が需要の土台になる。
資産 $6B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.4B(56%)。
借金が軽く手元資金も厚い。安全度は最高水準
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
読み込み中…