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強み

ニューヨーク州北部という特定の地域に密着し、銀行に加え、自動車の販売店を通じた間接の融資と、信託や保険、資産運用という手数料の事業を束ねる点が最大の強み。手数料の事業が、金利だけに頼らない収入を生む。四十年を超える地域での歴史を持つ。同業とは異なる、地域への集中と手数料の事業の統合を強みにする地方銀行の立ち位置にいる。

成長ドライバー

ニューヨーク州の北部やバーモント州の地域で、個人や中小企業から預金を集め、それを融資に回して利ざやを得るのが事業の柱。住宅ローンや中小企業向けの融資に加え、自動車の販売店を通じて間接的に消費者へ貸す自動車の融資にも強い。これに加え、信託や退職金の制度の運用、財産の管理、保険の代理、資産運用といった手数料の事業も併せ持つ。約四十年の歴史を持つ。預金と貸出の金利差に手数料を加えて稼ぐ構造になっている。

リスク

ニューヨーク州北部は人口の流出で経済が伸び悩む弱点を抱える。商業用の不動産、とりわけオフィスへの融資の悪化は、貸し倒れを招く。金利の急な変動は利ざやを揺らす。自動車の販売店を通じた間接の融資は、その業界の不振や貸し倒れに左右される。ネット銀行への預金の流出もある。地域の同業や大手との競争、地銀の再編の買収の圧力も逆風になる。

経営の癖

配当を長く続けながら、ニューヨーク州北部への密着と、銀行と保険、資産運用の事業を堅実に回す経営。自動車の販売店を通じた間接の融資の網を保つ。金利に左右されにくい手数料の事業を併せ持って収入を分散しつつ、貸し倒れの管理を重んじて着実に稼ぐ方針が特徴になっている。

読みの軸

地域経済と、金利、手数料事業に依存する。地盤とするニューヨーク州北部の観光や林業、小規模な製造業に支えられた経済が保たれるか、金利の水準が利ざやに有利に働くか、自動車の販売店の網を通じた間接の融資が続くか、そして信託や保険、資産運用の手数料の事業が安定して収入を生むかが、業績を左右する大きな前提になる。

バランスシート (要約)

資産 $4.4B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $432M(10%)。

財務状態スコア
B標準

自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない

資産 (合計)
$4.4B前期比 +3.2%
1,230位 / 4,281社
  • 現金・現金同等物$214M
負債 (合計)
$4B前期比 +2.8%
1,021位 / 4,239社
  • 長期借入金$4M
  • 短期借入金$4M
純資産
$432M前期比 +7.7%
1,979位 / 4,239社
自己資本比率の推移
2021
9%
2022
9%
2023
9%
2024
9%
2025
10%

この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。

収益性 (TTM)

売上高
—
売上成長率
—
粗利率
—
営業利益率
—
純利益率
—
ROE
10.2%
ROIC
—

キャッシュフロー (TTM)

営業CF
$41M
2,063位 / 4,104社
フリーCF
$36M
1,602位 / 3,300社
営業CFマージン
—
現金燃焼
なし(CFは流入)
フリーCFの5年推移

配当

配当総額(年間)
$19M
配当性向
43.0%
配当の5年推移

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文・sodate 編集部最終更新 出典: SEC EDGAR — Arrow Financial の提出書類
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