AAME
Atlantic American総合保険大手が数を追う市場を避け、複数年契約でまとめて引き受けられる公用車の車両群や、宅地造成やスクールバス委託の履行保証といった細い領域を選んでいる。
親会社に事業はなく、収入は傘下の保険会社から受け取る配当と手数料だ。損害保険側は州政府や自治体、大規模な車両群といったまとまった契約者を相手に、複数年の商用自動車保険を引き受ける。生命・健康側は個人向けの生命保険と、公的医療保険を補うメディケア補足保険を売る。
損害保険側は州や自治体の車両群という、一件の大きい契約に偏っている。ひとつの契約で事故が重なるだけで、その年の収支が反転しうる。金利や株式相場が沈めば運用収益も細り、規模が小さい分、こうした揺れを社内で吸収する余地は乏しい。
二つの子会社群に相当の自律性を残し、市場の変化に素早く動けるようにしておく組織の作り方をとる。ニッチを広げるより、いまの型を保つことを優先している。
引き受けた保険に対して事故がどれだけ出るかと、預かった保険料を運用して得る投資収益の二つで数字が決まる。二つの子会社群は別々に経営されているため、業績の波もそれぞれ別に生まれる。
この会社をどう読むか
Atlantic Americanの親会社の口座に入ってくるのは、保険料ではない。傘下の保険会社が上げた利益から支払われる配当と手数料である。自分では一枚も証券を売らないのに、保険会社として値踏みされる会社だ。
中身は性格の違う二枚看板になっている。損害保険のAmerican Southernは州や自治体の車両群を複数年契約で引き受ける。生命・健康のBankers Fidelityが売るのは、公的医療保険を補う商品だ。別々に数字を作るので片方の不調をもう片方が埋める場面もあるが、規模が小さく、大口契約の事故や相場の逆風を吸収する厚みはない。
バランスシート (要約)
資産 $393M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $100M(25%)。
本業は赤字で現金を減らしている段階。黒字化の道筋が焦点
- 現金・現金同等物$36M
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $188M
- 売上成長率
- 0.8%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- −2.6%
- 純利益率
- −2.3%
- ROE
- −4.3%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $5M
- フリーCF
- $5M
- 営業CFマージン
- 2.6%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
- 配当総額(年間)
- $408K
- 配当性向
- —
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