FULT
Fulton Financial二百年近い歴史と、堅実さで知られる地元での信用が最大の強み。破綻銀行の受け皿に選ばれた実績は、当局からの信頼の証でもある。派手な成長より審査の規律と地域の関係を守る文化が、危機のたびに相対的な強さとして現れる、中部大西洋岸の堅守型の地銀の立ち位置にいる。
ペンシルベニア州とその周辺州での貸出と預金の利ざやが収益の柱。地元の中小企業向け融資と商業用不動産、住宅ローンをバランスよく抱える。資産運用や保険販売の手数料収入も補助の柱になる。破綻した同業の事業を引き継いで地盤を厚くするなど、買収と有機成長を組み合わせて稼ぐ構造になっている。
景気後退で地元企業の貸し倒れが増えると、利益が直接傷む。商業用不動産への貸出は空室率の上昇局面で重荷になる。金利の急変は利ざやと保有債券の評価を同時に揺らす。成長は地味な地域に根ざすため、人口減の郡を抱える地盤の構造的な伸びの乏しさが長期の課題になる。
安定した配当と自社株買いを続けながら、機会があれば同業の引き受けで地盤を広げる経営。経費の管理と審査の保守性を重視し、急な拡大を避ける。手数料収入の比率を高めて金利依存を和らげる方針が特徴になっている。
地域経済と、利ざやの維持、買収の統合に依存する。製造業と農業、医療が混ざる地元経済が安定を保つか、預金コストを抑えて利ざやを守れるか、引き継いだ銀行の顧客と人材を定着させられるか、そして商業用不動産向け貸出の質を保てるかが、業績を左右する大きな前提になる。
バランスシート (要約)
資産 $32.1B のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $3.5B(11%)。
自己資本比率は同業の中央値を下回るが、極端に薄くはない
- 現金・現金同等物$1.1B
この判定で見た指標: 自己資本比率。預金や保険の準備金が負債に立つ業態のため、流動比率と D/E は判定に使わず、自己資本比率を同業の中央値と比べています。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $277M
- 売上成長率
- −6.5%
- 粗利率
- —
- 営業利益率
- —
- 純利益率
- 141.5%
- ROE
- 11.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $304M
- フリーCF
- —
- 営業CFマージン
- 110.0%
- 現金燃焼
- 判定不能
配当
- 配当総額(年間)
- $141M
- 配当性向
- 36.1%
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