
MSGM
Motorsport Games架空のレースを描く一般的なレーシングゲームと違い、ル・マンとWECの公式ゲームを10年間つくれる独占の権利を持つ。買収で手に入れたrFactor 2の物理演算をそのまま自社タイトルの土台に使っている。
実在レースの公式ライセンスを得てPC向けゲームを作り、本体の販売と追加コンテンツの課金で稼ぐ。2024年2月に早期アクセスで出したLe Mans Ultimateが現在の主力で、2025年7月に正式版へ移行した。
2023年10月に権利をiRacingへ売り、経過措置の販売も2024年末で切れ、2025年のNASCARゲーム売上はゼロになった。1本の看板に寄せた分、契約更新に失敗すれば代わりの柱が用意されていない。
大きい看板を売って小さい看板に絞るという、成長企業とは逆向きの決断を実際に選んだ。限られた開発費を1本の完成度に集める方向へ舵を切っている。
ACOとの合弁を通じて握るル・マンの公式権が切れないことが前提になる。2025年は売上の約78%が単一作品Le Mans Ultimateから出ており、上場後もDriven Lifestyleが支配株主として残る。
この会社をどう読むか
Motorsport Gamesは2023年にNASCARの公式ライセンスをiRacingへ売り、それまでの主力商品を自ら手放した会社だ。
代わりに残したのが、ACOとの合弁を通じて10年間押さえたル・マン24時間とWECの独占ゲーム権になる。2024年に早期アクセスで出したLe Mans Ultimateは2025年7月に正式版へ移り、いまや売上の8割近くを一作で稼ぐ。看板を一つに絞った分、その権利を失えば代わりの柱がない。
バランスシート (要約)
資産 $12M のうち、借金などの負債を引いて株主のものと言えるのは $7M(57%)。
開示から読める範囲では借金は軽い
- 現金・現金同等物$5M
- 他の流動資産$3M
- 固定資産$4M
- 流動負債$3M
この判定で見た指標: 流動比率・自己資本比率。
収益性 (TTM)
- 売上高
- $11M
- 売上成長率
- 30.0%
- 粗利率
- 81.5%
- 営業利益率
- 28.8%
- 純利益率
- 61.3%
- ROE
- 102.2%
- ROIC
- —
キャッシュフロー (TTM)
- 営業CF
- $4M
- フリーCF
- $4M
- 営業CFマージン
- 36.1%
- 現金燃焼
- なし(CFは流入)
配当
無配
配当を出さず、稼いだお金を成長のための投資や借入の返済に充てる段階です。利益を会社の中で再投資して価値を伸ばすことを優先しています。
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